黒毛和牛のバーガーです！
ヒパヒパ！ アスキーグルメのナベコです。お肉好きのみなさんに朗報。憧れの黒毛和牛が食べられますよ、モスバーガーで!!
「一頭買い 黒毛和牛バーガー」昨年に続いて登場
モスバーガーは、「一頭買い 黒毛和牛バーガー」を11月15日より期間限定で販売開始します。同シリーズ商品は昨年に初登場し、今年はさらにバージョンアップ。
11月15日スタート
今年の味は2種。「シャリアピンソース～トリュフ風味～」（11月15日～12月下旬販売予定）と、「特製テリヤキソース～ゆず胡椒風味～」（2024年1月5日～2月下旬販売予定）。第1弾、第2弾とシーズンで区切って発売します。
一頭買いとは豪勢なイメージですよね。部位ごとではなく、余分な部分を除いた「枝肉」の状態で丸ごと買い付けることを一頭買いと言います。
専用のボックスで提供されます。こちらは第1弾「シャリアピンソース～トリュフ風味～」
黒毛和牛バーガーでは、通常はハンバーグパティに使用しない“サーロイン”や“ヒレ”などの高級部位、一頭の和牛から少量しか取れない希少部位も含めた全19部位を、あますことなく使用した特製の黒毛和牛パティが楽しめます。
第2弾「特製テリヤキソース～ゆず胡椒風味～」
黒毛和牛はみなさんがイメージするとおり高級食材なので、チェーン店で扱うのはコスト的にも大変……。そんな事情がある中、実は「一頭買い」という点がポイントで、一頭買いをすることで仕入れ価格を抑えられて原価カットに繋がるのだとか。
また、一頭から余剰部位を出さないためフードロス削減の観点もあるそうです。
気になるお値段は？
とはいっても、黒毛和牛を使用したバーガーってお高いんでしょう……？ と気になりますよね。確かにチェーンのハンバーガーとしてはちょっとお高め。
第1弾「一頭買い 黒毛和牛バーガー シャリアピンソース～トリュフ風味～」は、単品860円。
第2弾「一頭買い 黒毛和牛バーガー 特製テリヤキソース～ゆず胡椒風味～」は、単品790円。
なお昨年登場した「一頭買い 黒毛和牛バーガー ～特製テリヤキソース～」は単品690円でした。原価高の影響も受けているのでしょう。
ランチで気軽に、というのではなく、ディナーや特別な日などに食べるのが向いていそうです。
「シャリアピンソース」「テリヤキソース」2種を食べてみた
事前に開かれた試食会でいち早く黒毛和牛バーガー2種を味わうことができました！
■一頭買い 黒毛和牛バーガー シャリアピンソース～トリュフ風味～
単品860円 11月15日～12月下旬販売予定
去年登場した黒毛和牛バーガーのソースは、「特製テリヤキソース」でした。今回登場する第1弾は、打って変わって「トリュフ」の香りを効かせた「シャリアピンソース」。
一頭買いした国産の黒毛和牛パティに、燻製したオリジナルベーコンを重ねて、そこに、たまねぎと醤油をベースにトリュフの風味を効かせたオリジナルのシャリアピンソースを合わせています。
シャキシャキレタスの下にはマヨが少し入っていました
パティとべーコンと、肉×肉が重なって、いかにも豪華。クリスマスなど特別なシーズンにもふさわしい見た目です。
頬張ろうと口に近づけると、トリュフのいい香りが鼻腔に漂います！ 食べる前から夢心地。
トリュフのいい香り！
ムギュウ～と噛むと、これぞ黒毛和牛！ 旨みが詰まったパティに、スモークしたベーコン、たまねぎの甘味が感じられるシャリアピンソースが絡んできます。パティは肉汁ジュワッと出てくるタイプじゃないけど、噛めば噛むほどに味が深くておいしい！
肉×肉で豪華
ちなみに一頭買いで使用している19部位とは、昨年の資料によると、サーロイン、ヒレ、リブロース、肩ロース、肩バラ、ハネシタ、ミスジ、腕肉、トウガラシ、中バラ、外バラ、カイノミ、フランク、ランプ、イチボ、内モモ、外モモ、シンタマ、スネのことだそうで（部位数および名称は、地域や業界により異なることがあるそう）。
赤身の部位、脂身が多い部位、両方が含まれています。これらが合わさることで、赤身による肉の食感や食べ応え、脂身による甘味や旨みをバランスよく味わえるんですって。
たしかに、香り高いトリュフにパティの存在感が劣らない程、肉の旨さが後を引きます。いつものモスのメニューにはない、贅沢な味わい。
■一頭買い 黒毛和牛バーガー 特製テリヤキソース～ゆず胡椒風味～
単品790円 2024年1月5日～2月下旬販売予定
続いて第2弾です。昨年登場の黒毛和牛バーガーのテリヤキソースを引き継いでいるのは、こちら。
トマトの酸味と甘味を活かし、甘酒を加えることでコクと奥行きを出した特製テリヤキソースに、今年は新しいポイントとして九州産ゆず胡椒を追加。さらに、鰹のエキスも加えたんだとか。
モスとらしい安心感ある見た目
カットしたトマトが入っていて、看板商品「モスバーガー」にも近い親しみある見た目。価格も第1弾よりお安めなので、気軽に食べてみました。そうしたら、これまあおいしい!!
テリヤキソースにゆず胡椒が加わっていて、和の爽やかな味わい。トマトのみずみずしさも加わって全体的にさっぱりしているので、より黒毛和牛パティの旨みの濃さが引き立ちます。
柚子胡椒がアクセントになって和牛が引き立つ！
お肉自体にコクがあるんですね……さすが黒毛和牛！ そんなことを感じられるバランスのよいバーガーです。
豪華な味を楽しみたいならシャリアピンソース、黒毛和牛パティのおいしさをじっくり味わいたいなら特製テリヤキソースがハマるかなと個人的には思いました。もちろん、第1弾、第2弾と両方制覇するのもありですよ！
経産牛って知っていますか？
最後になりますが、黒毛和牛バーガーで使用しているのは、黒毛和牛の「経産牛（けいさんぎゅう）」。耳慣れない言葉かもしれませんが、文字の通り出産を経験した雌の牛のこと。複雑な気持ちになりますが、経産牛は脂のりが落ちてしまうなどの理由から、黒毛和牛の中では比較的に安価なんですって。
最近は、食味としても経産牛を見直す動きがあります。黒毛和牛というと霜降りのイメージが強い中で、経産牛だと比較的に脂があっさり。近年の赤身肉ブームも手伝って、食べやすくなおかつ、濃厚な旨みが詰まった経産牛が一部から注目されているようです。
ネックとしては、市場では経産牛が高く評価されていないこと。そこで、モスバーガーでは、今回の黒毛和牛バーガーを通して、経産牛そのものの価値向上することで、国内の畜産農家にも支援に繋げたい狙いがあるんだとか。
牧場の生産者さんの気持ちを想像しながら噛みしめてみると、ありがたさからおいしさも一層高まるのではないでしょうか。
モスバーガーの「一頭買い 黒毛和牛バーガー」は11月15日発売。お楽しみに！
ナベコ
酒好きライター、編集者。酒活動しています。「TVチャンピオン極～KIWAMI～ せんべろ女王決定戦」に参戦するなど。ホットカーペットが気持ちよすぎて床で寝おちして朝陽で気が付く日々。せっかく年始におろしたパジャマを着ないと……。
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