高性能カメラ&67W充電のXiaomi 13Tは、上位の13T Proと差が少ないオトクモデル
「Xiaomi 13T」は、シャオミが日本市場に投入する新たなハイエンドモデル「Xiaomi 13T」シリーズのスタンダードモデル。前機種の「Xiaomi 12T」シリーズでは日本投入が見送られたスタンダードモデルだが、Xiaomi 13Tシリーズでどのような進化を遂げているのだろうか。
上位モデルの「Xiaomi 13T Pro」との比較を交えながら確認していきたいが、開発中のバージョンでの評価となることはご了承いただきたい。
◆デザインやサイズは「Xiaomi 13T Pro」とほぼ同じ
まず外観を確認すると、Xiaomi 13Tは約6.7型の有機ELディスプレーを搭載しており、サイズは約76×162×8.7mm、約197g。上位モデルのXiaomi 13T Proとほぼ同じサイズ感である一方、Xiaomi 13T Proではカラーによって違いがあった厚さや重量は、統一されている。
とはいえカラーによって背面の素材が異なる点はXiaomi 13T Proと共通しており、アルパインブルーは樹脂素材を用いビーガンレザー加工が施されている一方、メドウグリーンとブラックはいずれもガラス素材が用いられている。見た目の印象に加え触感もかなり違ってくるだけに、選ぶ際には実際に触れてみることをオススメする。
また全体的なデザインもXiaomi 13T Proと共通しており、背面のカメラはサイズが大きく主張がやや強い印象だ。最厚部の厚さは12.1mmと、本体と3mm以上違いがあることから、背面を背にして置いた時の傾きには注意したい。
側面のインターフェースを確認すると、右側面に音量キーと電源キー、底面にUSB Type-C端子とSIMスロットというスタンダードな構成。指紋センサーはディスプレー内蔵型となっている。
◆カメラ性能もほぼ共通、画質の違いは?
カメラ性能を確認すると、背面のカメラは5000万画素/F値1.9の広角カメラと望遠カメラ、そして1200万画素/F値2.2の超広角カメラの3眼構成。前面のフロントカメラは2000万画素/F値2.2で、こちらもXiaomi 13T Proと共通。海外版にあったライカカメラのロゴはなく、ライカカメラ監修のカメラではなくなっている点も共通している。
ただスタンダードモデルが投入されていた前々機種の「Xiaomi 11T」シリーズも、スタンダードモデルの「Xiaomi 11T」と高性能モデルの「Xiaomi 11T Pro」とでカメラ性能は共通していたが、採用するチップセットがMediaTek製とクアルコム製と違っていたこともあり、画像処理エンジンが違っていたことから画作りには違いがいくつか見られた。
ただXiaomi 13Tシリーズの場合、両機種ともにチップセットにはMediaTek製のものを採用している。そこで実際に色々なシーンで写真を撮影して比べてみたところ、全体的にXiaomi 13Tの方が、明るい場所でやや暖色寄りの補正が入る印象を受ける。
ただ、それも良く見比べないと分からない程度の違いであり、カメラ性能自体は共通していることからシャープさや精細さなどに関しては大きく変わらない印象だ。加えてシャオミ製の上位モデルに搭載されてきた「ショートフィルム」「長時間露光」などの機能は継続して搭載されており、シーンに応じた特徴ある写真や動画を撮影できるのはうれしい。
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