楽天グループは12月1日より、楽天ポイントの「スーパーポイントアップ(SPU)」制度について、追加付与するポイント数や倍率などを一部変更すると発表した。
楽天のSPUは「楽天市場」や「楽天モバイル」といった同社グループのサービスを複数利用することで、獲得できる楽天ポイントが増加する制度。楽天グループ内でユーザーを囲い込む、いわゆる「楽天経済圏」の要となる仕組みの1つだ。
12月1日の改定では、SPU対象サービスのほとんどで追加されるポイントの倍率や付与上限を変更。一部を除き、改悪の方向となる。
例えば楽天モバイルの場合、これまではポイント倍率が「+2倍または+3倍」、獲得上限ポイントは「6000または7000ポイント」となっていたが、改定後は倍率が「+4倍」に上昇する一方、獲得上限ポイントは「2000ポイント」へ大幅ダウン。ほかにも「楽天銀行+楽天カード」のように倍率と獲得上限の両方が低下したり、達成条件が変更されるサービスもある。
改定の理由は発表されていないが、同社は2023年1〜6月の決算が約1399億円の赤字となっており、厳しい財政状況を踏まえた決断とみられる。
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