10月26日(日本時間)、Xがフィリピンとニュージーランドでテスト中の投稿有料化プログラム「Not A Bot」の設定項目が、日本でも一部のアカウントに表示されていたことがわかった。
Not A Bot関連の表示が可能なアカウントの場合、「設定とサポート」→「設定とプライバシー」の順に辿ると表示される一覧の中に「スターター」というメニューが出現。同メニューをクリックするとNot A Botが有効化されている旨が表示される。
筆者が確認した範囲では、「スターター」が表示されたのは有料プラン「X Premium」に加入している筆者の個人アカウントのみ。無料プランを利用している家族のアカウントでは同メニューは表示されていなかった。
筆者のアカウントに限れば、少なくとも10月26日15時29分の段階でスターターの存在を確認。翌10月27日14時59分時点でも表示は続いていたが、同日15時20分頃にリロードするとスターターの項目は消滅した。
Xは本件について公式な発表をしていないため、今回、筆者のアカウントでNot A Botに関する表示が出現した理由は不明だ。一時的な表示だったため単なるバグと捉えることもできる一方、Not A Botのテスト範囲を前述の2ヵ国から拡大するための準備作業だった可能性も否定できない。
Not A Botは新規作成された未認証アカウントの機能を読み取り専用に制限し、投稿や「いいね!」などの機能を利用する際は年額1ドル(約150円)の課金と電話による認証を求めるというもの。同社はNot A Botについて、あくまでbot対策を主眼としたものであり、収益を上げることを目的としたものではないとしている。
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