アップルは次期iPad ProをミニLEDではなく通常の液晶ディスプレーに戻してしまうかもしれない。台湾メディアDigiTimesが10月20日に報じた。
現行のiPad Proは「Liquid Retina XDRディスプレー」と名付けられたミニLEDディスプレーを採用しているが、同紙によるとこれがLCDディスプレーにダウングレードされてしまうという。
原因にはミニLEDディスプレーの生産コストの高さが挙げられており、アップルがスケーラビリティと市場浸透力を重視した結果だと記事には書かれている。
また、この変更により当初2023年11月初旬発売予定だった次期iPad Proは、そのリリースが2024年初頭に延期される可能性があるそうだ。
ただしDigiTimesが先日、液晶ディスプレーを搭載した12.9インチiPad Airのことをリークしていたこともあり、このダウングレード版iPad Proのレポートにはやや混乱が広がっている。
そのうえ同じ記事内で「アップルはサムスンディスプレーとLGディスプレーから調達したAMOLEDディスプレー(有機ELの一種)を搭載した新型iPad Proを早ければ2024年にも発売する」とも伝えており、このことを紹介した米メディアMacRumorsは「サプライチェーンからの情報を誤って解釈してしまっているのではないか」と補足している。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります