サーモグラフィーでも効果をチェックする
このテストを実施するにあたりサーモグラフィーカメラでマザー表面温度も測定した。真上から見るとファンの影に隠れてしまうため、メモリーモジュール側からCPU付近を見下ろす形で撮影している。
M.2とVRM温度下げに最も効果がみられたファン1基8時方向設置パターンでは、マザー表面の温度がファン0基よりも10度以上低下(簡易的なサーモグラフィーなので誤差はある)。ただ最高温度を示した点がCPUソケットの右ではなく、左側である点は謎だ(ファンの風量という意味ではCPUソケットの右側が一番シビアなはずだからだ)。
ファンを9時方向に設置してもマザー表面の温度はしっかり下がっている。アイドル時はM.2 SSDのヒートシンクの上だったが、高負荷時はCPUソケットの右側にホットスポットが移動している。
ファンを10時方向にした場合はアイドル時はM.2 SSDのヒートシンクの上、高負荷時ではM.2とCPUソケットの中間あたりが熱い。この設置パターンだとCPUソケットの右にホットスポットがない(一応黄色い部分はあるが)のは納得できる。
12時方向に設置した場合も高負荷時はM.2とCPUの中間あたりが最も熱くなるようだ。
ファン3基や6基になると、ファンで熱が追い隠されてしまう部分が多くなるため、定量的な分析は難しい。まあ効果はありそうだ、という感じは伝わっただろうか?
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