ポストコロナ時代のPCは
「柔軟性」「AI」「信頼」がキーワード
コロナで活気づいたPC市場だが、それが一段落したポストコロナの時代ではオンラインとオフラインを行き来するハイブリッドの世界となる。HPでバイスプレジデント兼アジア地区パーソナルシステムカテゴリのトップを務めるKoh Kong Meng氏は、同社のフォーカス分野として、「柔軟性」「AI」「信頼」の3つをピックアップした。
柔軟性とは、ハイブリッドの時代には技術とのやり取り、人とのやり取りが変化するというトレンドを受けての発想だ。「新型コロナにより、PCはこれまで以上に必須な存在になった」としながらも、負の面としてメンタルの問題も浮き彫りになった。働き方の柔軟性を実現するデバイスを開発するというのがHPの戦略だ。
AIは、いうまでもなく2023年の生成AIブームを受けてのもの。AIが生活に深く浸透することはPCにも変化をもたらす。「パーソナルコンピュータ(PC)からパーソナルコンパニオンに進化させる」と語る。
信頼については、Koh氏はHPでは製品やサービスの品質など幅が広い意味で用いるとしたあと、「“信頼されるブランド”から“買いたい”と思われるようなブランドになりたい」とする。同時に、「もっともサステナブルなテック企業でもありたい」とも。そして、この1年で、PCやプリンターを含む全製品の95%でリサイクルされた素材を用いているとした。
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