大阪府のAIチャットボット「大ちゃんと話す」が10月中旬頃より、日本国際博覧会(大阪万博/2025年開催予定)が中止になったと回答したことが話題となっている。
「大ちゃんと話す」は文章生成AIを活用したチャットボットサービス。10月6日より大阪府が府民向けに提供しており、ユーザーの設定により回答をOpenAIの「ChatGPT」を利用したバージョンに変更することも可能だ。
今回の騒動は「大ちゃんに大阪万博について質問したところ、中止になったという旨の回答を得た」というもので、SNSを中心に話題となっていた。確認のため、筆者も10月18日11時頃に実際に試してみたところ「中止になった」と解釈できる回答が返ってきた。
一方、別のタイミングで同じ質問をした際は、大ちゃんは「2025年まで延期になった」と回答。中止になったという回答ではなかったが、2025年は本来の開催年であり、回答自体が誤っている。大ちゃんやChatGPTに限らず、一般にテキスト生成AIは誤った回答をすることも珍しくないが、本件は大規模なイベントに対する誤回答なだけに、早めの対応が必要となるだろう。
10月18日11時30分現在、大阪府は本件について公式な発表をしていない。
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