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バトルAIの賢さはかなり力が入っていると感じた

ゴッホの手を引いてあげたい!『ガールズクリエイション』芸術家をモチーフにした戦略SLG先行プレイレポ

2023年10月23日 17時00分更新

●移動が攻撃に!バトルはひと味違った戦略性があって面白い

 ストーリー、ないしイベントや曜日ごとに代わる素材獲得用クエストなどでは、バトルが発生。属性相性のいいキャラクターを編成し、APまたはBPというポイントを消費して戦える。

※APはストーリーのバトルで、BPは素材獲得用クエストなどで使用。ともに時間経過で回復する

 ジャンルで「ターン制戦略シミュレーションRPG」と謳われているとおり、頭を使うタイプのバトルシステムを採用。グリッドで区切られたマスをキャラごとに移動させ、敵を攻撃して勝利条件を満たせば勝ちだ。

 特徴的なのは、基本攻撃が「移動で敵を通過すること」である点。移動力5のキャラが5マス移動するなかで、移動経路に敵を含むようにすれば攻撃できる。敵の目の前で止まってしまうと、通常攻撃はできない。

ゴッホの手を引いてあげたい!『ガールズクリエイション』芸術家をモチーフにした戦略SLG先行プレイレポ

敵を含むようにして、移動する経路を決める。その際、味方を含んだ場合はすれ違いバフ(プラス効果)が発生

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経路を決定して移動開始すると、移動しながら敵を攻撃していく。なるべく多くの敵を巻き込みたい

 移動が届かない場合はスキル攻撃(技法/絶技)も可能。通常攻撃とは別枠なので、移動してから技法という戦法も可能だ。

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技法や絶技は藝術家のスタイルや装備するイマージュの種類で変わる

 そのようなシステムのため、移動力と技法の種類、射程は特に重要な要素だと感じた。藝術家によって移動力の大小はあるので、編成するときはよく見ておこう。

ゴッホの手を引いてあげたい!『ガールズクリエイション』芸術家をモチーフにした戦略SLG先行プレイレポ
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ステータス画面の右下に移動力は書かれている。「歩行」のほか「飛行」タイプなども確認できた

 また、バトルステージは1ターンごとに背後のマスが崩壊し、前のマスが生成されて追加の敵も現れる仕組み。もし崩壊するマスにいた場合は一発退場になるので、持久戦は許されないという戦略性も備えている。戦いは「前進あるのみ」ということか。

ゴッホの手を引いてあげたい!『ガールズクリエイション』芸術家をモチーフにした戦略SLG先行プレイレポ
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崩壊するマスに留まってしまうと、そのバトルからは退場。「弾き飛ばす」効果のある技法で敵をそのマスに押し付けられれば……といった想像がふくらむシステムだ

 なお、頭を使うバトルではあるが、AIによるオートプレイにも対応している。しばらくオートに任せて戦わせてみたが、特別「頭の悪い行動」は見られなかったので、ザコ戦などはお任せでラクしてもいいだろうと感じた。

ゴッホの手を引いてあげたい!『ガールズクリエイション』芸術家をモチーフにした戦略SLG先行プレイレポ
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オートプレイの切り替えは画面左上から

 マップに散らばる青い光を集めるとイマージュに変身する「入魂」が使えるのだが、いわゆる「切り札」なので、オートプレイ時は発動させるかどうかも決められる。

ゴッホの手を引いてあげたい!『ガールズクリエイション』芸術家をモチーフにした戦略SLG先行プレイレポ
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入魂による必殺技が発動。一定ターン経過すると元に戻ってしまうので、ギリギリの戦いでは使いどころを考えたい

●美術館経営は放置ゲー

 経営と聞くと骨太な施設経営ゲームを想像するかもしれないが、本作の美術館経営は「放置ゲー」のジャンルとなる。いい意味で気楽に臨んでもらいたい。

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ミュージアム(美術館)画面。芸術作品を獲得すると部屋がオープンし、お客さんが自動で入館してくれる

 ミュージアムに獲得した美術品やイマージュを配置することで集客し、感情資源を獲得できるシミュレーションパート。手に入れた感情資源は、新たな美術品の創作に必要となる。

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時間経過で中央の球体に感情資源が溜まるシステム。24時間放置すると、資源がMAXまで補充された

 「工房」画面では、美術館で手に入れた資源を消費し、新たなイマージュや芸術作品を生み出せる。その際、選択する藝術家の組みあわせや資源の量によって、出来上がりが左右されるという。

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工房の「創作」設定画面

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一度に最大3つまで設定可能

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完成!今回は芸術作品を生み出した

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ミュージアムに移動すると、獲得した美術品に対応した新たな部屋が解放された。これでより集客率がアップし、感情資源を集めやすくなる

●遊び応えはバツグン!美少女を愛でたいという動機でもヨシ!

 メインストーリーのお話はしっかり筋道立っていて、物語として先が気になる作りになっていた印象。藝術家のキャラクターはいずれも個性的で、しかもフルボイスという豪華さ。これがまたよくしゃべるのなんのって。

ゴッホの手を引いてあげたい!『ガールズクリエイション』芸術家をモチーフにした戦略SLG先行プレイレポ

静止画では伝わりにくいが、アドベンチャーパートでも常にキャラはゆらゆら動いている。そこにはなにがしかの強いこだわりを感じた

 バトルは一風変わったタイプで楽しい。普段はオートプレイでサクサク戦い、強敵には自分の頭で考えて操作できる。ミッションをクリアしたステージなら、スキップ機能もあるので周回が非常に楽なのもポイントだ。

ゴッホの手を引いてあげたい!『ガールズクリエイション』芸術家をモチーフにした戦略SLG先行プレイレポ
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バトル準備画面。ミッションによってはボスを倒す前にザコを一定数まで減らしておかないといけないものもあったりする

 また、藝術家にプレゼントを与えることで「信愛度」というパラメーターを上げられる。これが一定値に達すると藝術家ごとのエピソードを見られるので、頑張って美少女と仲良くなり専用ストーリーを拝もう。

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何やら気になるマーク付きのストーリーも……?

 やや気になったところがあるとすれば、画面遷移の方式が独特だった点だろうか。画面左上の「戻る」ボタンを押すと、「1つ前に開いていた画面」へと移動するのだが、「同機能の1つ上の階層」へ移動しようとして少々画面迷子になったことがあった。

 例えば「キャラクター」から藝術家の「強化」画面に入り、「交流」「パレット」とタブを切り替えたのち、「キャラクター」画面へ戻りたい、と考えて「戻る」ボタンを押す。

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キャラクター画面

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パレット画面

 しかし、画面遷移の結果は「キャラクター」画面ではなく、「交流」画面。何回も戻るボタンを押せば戻れるが、筆者にとってはやや使いにくいと感じた部分だった。

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交流画面

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なお、迷子になった場合は画面右上のホームボタンを押してホーム画面へ戻ろう。ロード時間もやや長めに感じたので、一番早くて確実な方法を取るのがオススメ

 とは言え、ガチャ引き直しやオートプレイなど、全体的には親切設計にしようという意思を感じられ、ユーザーフレンドリーな開発である印象を受けた。

 藝術家たち(またはイマージュ)も個性的で魅力的な美少女ぞろいなので、「もうそれだけで十分だろっ」という人はプレイをしよう! 「死の芸術」を巡る事件に美少女とともに立ち向かう戦略SLG『ガールズクリエイション』は、下記からアクセス!

・公式サイト
https://girlscreation.com
・公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/girlscreationPR
・公式生放送アーカイブ(2023年10月15日放送分)
https://www.youtube.com/watch?v=R5ImcIaOj8Y

 

【ゲーム情報】

タイトル:ガールズクリエイション -少女藝術綺譚-
ジャンル:ターン制戦略シミュレーション
配信:EXNOA(DMM GAMES)
開発:クリエイティブチーム くまさん
プラットフォーム:PC(ブラウザ版、DMM GAME PLAYER版)/Android(DMM GAMESストア)
配信日:2023年10月24日
価格:基本プレイ無料(アイテム課金あり)

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