今後はスマホにも“来歴情報”?
ただ、CAIが求められているのはスマートフォンの世界だろう。グーグル・PixelシリーズのAI処理技術が当たり前になれば、インターネットにはPixelによる加工写真があふれることになる。
AdobeのCAI担当ディレクターであるアンディー・パーソンズ氏はスマートフォンのカメラ、さらにはスクリーンショットを撮る際にも誰がどのメーカーのスマートフォンで撮影したかという情報を書き込めるようになると昨年、話していた。
今年、スマートフォンメーカーとの進捗状況に対して「スマートフォンメーカーとは継続的に会話をしている。ただ、2〜3年間は同じ話題が続くのではないか」と話していた。
実はグーグル自身も独自に企業を買収し、AI生成画像にウォーターマークを入れる動きを準備しているとされている。
画像生成AIが一般化すると、人はフェイク画像に惑わされる機会が増えることになる。Adobeだけでなく、業界全体でAIが作った画像にはどのような来歴があるのかをたどれる仕組み、さらにはマネタイズできるビジネスモデルを早急に構築していくべきだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります