「Google Pixel 8」は扱いやすいサイズ感で、AIカメラが進化したAndroidスマホのベストバイ
グーグルの最新スマートフォン「Google Pixel 8」と「Google Pixel 8 Pro」が、今日12日に発売される。どちらもグーグルが独自に開発した「Google Tensor G3」を搭載するハイエンドモデル。Pixel 8は画面が小さめのベーシックモデルで、Pixel 8 Proは画面が大きく、カメラ性能などを強化した上位モデルという位置付けだ。本稿ではPixel 8の使用感を紹介する。
◆前モデルよりひと回り小さく軽く
ちょうどいいサイズ感を実現
Pixel 8を手にして最初に感じたのが「軽い」ということ。前モデルのPixel 7は画面サイズが6.3型で、重さは197g。純正のケースに入れると232gを超え、ずっしりとした重さを感じた。Pixel 7 Proよりも小さいとは言え(横幅は73.2mm)、「コンパクト」とは言えなかったのが本音だ。
Pixel 8は6.2型の有機ELディスプレーを搭載。前モデルよりも若干小さくなっただけだが、横幅は前モデルより2.4mm細い70.8mmで、重さは10gも軽い187gになった。ちなみに、アップルの「iPhone 15 Pro」は6.1型画面で187gだ。サイズ感では、ライバルであるiPhoneに並んだと言えよう。
フロントパネルはフラットで、サイドフレームと背面パネルのエッジは丸く、全体的に角張っていなくて、柔らかい雰囲気。サイドフレームと背面のカメラバーはアルミでシームレスに繋がっている。サテン加工が施され、光沢は控えめでマットな手触り。背面パネルには、フロントパネルと同じく「Corning Gorilla Glass Victus」という強度に優れたガラスを採用。光沢があり、ツルツルとした質感だが、指紋はつきにくい。軽さを優先するなら、裸のままで使うのもアリだろう。
◆正常進化のデュアルカメラはマクロフォーカスにも対応
背面カメラは広角(50メガ/F値1.68)+超広角(12メガ/F値2.2)。望遠カメラは搭載していないが、画質劣化が気にならない超解像ズームでは最大8倍で撮影可能。前面カメラは10.5メガでF値は2.2。シングルレンズだが画角を広くして、グループでの自撮りもしやすいように配慮されている。
カメラの有効画素数は前モデルのPixel 7と同じだが、グーグルいわく「全面的にアップグレードされた」とのこと。前モデルとの大きな差分は、メインとなる広角カメラのF値が1.85から1.68になり、より明るく撮影できるようになったこと。次に、超広角カメラの画角が114度から125.8度へと広がり、Pixel 7では非対応だった(Pixel 7 Proは対応)マクロフォーカスに対応したこと。実際に前モデルと撮り比べてみると、画質に大きな変化はないものの、より明るく、鮮やかな色で写るようになったと感じられた。
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