週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

女優・大原優乃の新境地。映画「さよならモノトーン」で従来のイメージと異なる役に挑戦!

2023年10月11日 19時00分更新

 「家族とは?」「友人とは?」「大切な人との絆とは?」 過去のトラウマを抱えながら過ごす大学生が請け負うことになった「家族代行サービス」を描く話題の映画「さよならモノトーン」が、10月6日から池袋HUMAXシネマズにて公開がスタート。この作品に出演する女優の大原優乃(おおはら・ゆうの)さんから話を聞くことができたので、紹介していきたい。

 主人公の大学生「瀬野修太」を演じるのは俳優の中田圭祐(なかた・けいすけ)さんで、大原さんは同じ大学に通う学生「園田美鈴」役として出演。心に闇を抱える修太と出会い、彼のことを理解しようと寄り添いながら、心の扉を開いていく役どころである。

――演じることが決まったときの気持ちから聞かせてください。

【大原優乃】出演はオーディションで決まったのですが、選考のときから美鈴を演じたいと強く思っていたんです。元気で明るいキャラクターを演じることが多かったし、いままでと違う役柄を演じられると、本当にうれしい気持ちになりました。

――美鈴はどんな性格の子?

【大原優乃】真っ直ぐだけど不器用でちょっと弱さもある子。言葉数もあまり多くないし、地味でおとなしい印象です。「陽」か「陰」でいったら陰のほう。実は素の私もわりと近い性格なんです。こう見えて人見知りだし、撮影の現場でもイメージとのギャップに周囲を驚かせることがあります。だから美鈴のことはすごく理解できるし、演じながら味方になりたいと強く感じました。

――ロケはいかがでしたか?

【大原優乃】今春に都内と茨城県のほうで行なったのですが、ロケ前にはリハーサル期間があったし、役に対して悩んでいた部分をすべて消化して臨むことができました。普段は1シーンごとに自分なりに流れを考えたりするのですが、今回はその場で起きることをなにも考えたりせず、自然体で取り組むことができたのも新鮮でした。

――共演の中田さんとのエピソードがあれば。

【大原優乃】本当に偶然だと思うのですが、オーディションのときもペアで受けていて一緒だったんです。2人とも出演が決まって、運命的だなと思いました。中田さんが演じる瀬野君からもらえるものも多くて、何度も心を動かされたことに感謝しています。空き時間には、話をしながらプリンを食べたりしていましたね。優しいお兄ちゃんでした。

――物語の見どころは?

【大原優乃】(ネタバレになるので)詳細は言えませんが、やっぱり瀬野君が抱えている問題のことです。知ったら衝撃を受けるほど。恋愛みたいなものとはちょっと違うのかもしれませんが、支えあいながら前に進んでいくという願いや祈りを、2人の関係を通して感じてもらいたいです。繊細で心苦しいことを題材にした作品ですが、素敵なお芝居で魅せているので、早くみなさんに観ていただきたいです。

――10月8日で24歳に。これからの抱負や近況を。

【大原優乃】役を自分に寄せるのではなく、自分が役に歩み寄れるようになりたいです。これまでいろいろな経験をさせていただいたぶん、自分をしっかり演技で表現したいと考えています。

 10月12日に池袋HUMAXシネマズで行われる舞台挨拶にも登壇する予定だ。この10月からは、日テレの金曜ドラマDEEP「秘密を持った少年たち」、tvkの「おいしい給食 Season3」のオンエアも始まり、女優としての存在感をぞんぶんに発揮。今後の活躍にも大きな期待が寄せられる。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります