NTTドコモは、マネックスグループと同社子会社のマネックス証券との資本業務提携を発表した。
2024年1月4日に、マネックス証券の発行済株式の全部を取得する中間持株会社(ドコモマネックスホールディングス)の株式を約49%所有すること(約51%はマネックスグループ)で、マネックス証券を連結子会社化する。なお、来年1月以降のマネックス証券のトップは、現在マネックスグループ代表執行役社長CEOでマネックス証券代表取締役社長でもある清明祐子氏が引き続き務める。
具体的な取り組みとしては、ドコモの「d払い」アプリ内で、投資が初めてというユーザーにも使いやすい形での資産形成サービスを提供。また、「dポイント」「dカード」「dアカウント」などとマネックス証券のサービスの連携も進め、取引や残高、口座残高に応じたポイント還元なども予定している。さらにドコモショップでのセミナーなどで、投資知識や金融リテラシーの啓発活動も実施する。
なお、提携後のマネックス証券の目標について問われた清明氏は、現在は約220万口座、預かり資産が約7兆円という数字について、3~4年後までには500万口座、15兆円を目指したいと回答。また、提携の成果による具体的な新サービスの開始時期については、両社からハッキリしたコメントはなかった。
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