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宮崎県都城市、デジタル遺跡地図を公開。マイナポータルで照会も可能

2023年10月03日 17時30分更新

デジタル遺跡地図(都城歴史資料館付近・拡大)

 宮崎県都城市は10月3日、都城市内の遺跡情報を搭載したGoogle Mapを都城市公式ウェブサイトで公開した。また、新たに発見された遺跡の情報などをリアルタイムで更新する。

これまでのPDFによる地図(都城歴史資料館付近)

 同市はこれまで、紙の地図をPDFデータで公開していたが、地図の縮尺が小さく、細部の情報が分かりづらいとの意見があったという。また、新規発見などによる更新後の地図公開までに時間を要していた。

 デジタル遺跡地図の公開により、国指定や県指定、市指定の貴重な古墳や城跡など、史跡の場所も詳細に確認可能となり、市内の史跡巡りなど、気軽に歴史探索ができるようになる。今後、史跡説明版の位置情報も順次登載していく予定だ。

 さらに、建物の建築や道路を造るなど開発工事を計画している場所が、遺跡の範囲内であるかどうかなどの照会について、事業者や市民がマイナポータルを利用してオンライン申請できるようになる。これまではFAXやメール、窓口などで受け付けていたが、今後、画面に必要事項を入力し、地図の写しをアップロードするだけで、メールで回答が届くようになる。マイナポータルを利用した遺跡の照会は、宮崎県内初の取組みとしている。

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