TVS REGZAは10月2日、本社ショールームにメディア関係者を集め、「4K液晶レグザ」の分解デモを実施した。77インチの4K液晶レグザ「Z970M」(77インチ)の試作機の液晶パネルを取り外し、原理は分っていても実際にどうなっているかはなかなか分からない“Mini LEDバックライト”の動作について説明した。
液晶パネルのガラスは薄く、取り外したらすぐ割れるほど
Mini LEDバックライトの動作に入る前に、バックパネルをを外し、テレビを動かす基板について解説。
次に、Mini LED液晶の3層になっているパネルを外していく。
液晶パネルを外した二層目は、拡散シートや広色域量子ドットシート。青色の光源を白色に変え、光を拡散させる。
最後に登場するのが直下型のブルーLEDで構成したMini LEDバックライトだ!
Mini LEDバックライトの光は肉眼で見ると非常に明るい。理由は4Kパネルの開口率は低く、テレビとして表示する明るさの10倍の輝度が必要なためだという。また、写真では暗い部分と明るい部分がハッキリわかる露出にしているが、完全に暗い部分は実はあまりない。こういったことも、実際に目で見たからこそ分かったことだ。
なお、TVS REGZAは、同社YouTubeチャンネルで4K Mini LED液晶レグザ「Z870Mシリーズ」を分解した動画を投稿した。動画では、製品の構造をさらに詳しく解説。4K有機ELレグザ「X9900Mシリーズ」も分解しているので、それぞれの違いが分かりやすくなっている。
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