山根博士のグロスマレビュー
2億画素カメラ搭載で旅行カバンのような「realme 11 Pro+」はスペックとデザインのバランスがイイ!
◆ミドルハイクラスで2億画素カメラを使える
他社ではフラッグシップモデルが採用している2億画素カメラをrealmeはミドルハイモデルに搭載している。realme 11 Pro+は実質的にrealmeの中でも中心になる製品だからだろう。なお、2億画素での撮影は手動での切り替えとなり、標準撮影ではピクセルビニングにより画素を集約して撮影することから1200万画素相当となる。しかしその分、暗所での撮影に強く、コントラストの強いシーンも苦手としない。
カメラのモードはNight、Street、Video、Photo、Portrait、Hi-Res、Moreの7つ。Hi-Resはピクセルビニング1200万画素と2億画素の手動切り替えだ。またMoreの中にはProやマクロ、フル画面を使ったMovieなど様々なモードを搭載する。
モードの中で見慣れないのがStreetだろう。これは海外で有名な旅行ガイド「Lonely Planet」と提携したモードだ。旅の風景を撮影する際、深みのある色合いのフィルターをかけるだけではなく、カメラの切り替えも倍率ではなく16-23-64-72mmという焦点距離で、カメラを使っているような感覚で撮影できる。
レザー仕上げのモデルの背面処理が革カバン風に見えるのも、実はLonely Planetと提携したモデルだからかもしれない。
以下は実際の作例だ。
◆realmeファンを増やす戦略的モデル
realme 11 Pro+のカメラは、10万円以上のハイエンドクラスのスマートフォンと比べても十分な性能を持っていると感じられた。望遠がない点がマイナスポイントだろうが、日常生活のVlog撮影や週末旅行で旅の記録を手軽に残すのであれば、このカメラ性能でもカバーできそうだ。
そして高級感ある本体の質感や軽量で持ちやすい本体など、7万円を切る価格のモデルとしてはかなり上質な仕上げ。旅をイメージさせる背面仕上げのスマートフォンが日本でもぜひ出てきてほしい。
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