週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

最新スマホにタブレットやテレビ、掃除機までシャオミの新デバイスを写真で解説

2023年10月01日 12時00分更新

 2023年はこれまで国内でのスマートフォン投入が「Redmi 12C」だけと、元気のない印象だったXiaomi(シャオミ)。だが、9月27日に実施した新製品発表会では、それまでの沈黙を破るかのように新機種を多数発表した。

Xiaomi

シャオミは9月27日に新製品発表会を実施。最新スマートフォンからロボット掃除機に至るまで、7つの幅広い新機種を発表している

 そのラインアップも非常に豊富で、スマートフォンに加え、タブレットやスマートバンド、さらにはテレビやロボット掃除機に至るまで、一気に7つの新製品投入を打ち出している。ここではそれら新製品を、写真を中心に紹介していこう。

◆グローバル発表された「Xiaomi 13T/13T Pro」を早くも国内投入

 まずは最も注目されるスマートフォンだが、シャオミは今回3機種のスマートフォンを発表している。そのうち2機種は海外で発表されたばかりの「Xiaomi 13T」シリーズだ。

Xiaomi

「Xiaomi 13T」シリーズはともにサイズやデザインなどは共通しており、ともに3色カラーで展開される

 中でも上位モデルに位置するのが「Xiaomi 13T Pro」である。こちらは約6.7型の有機ELディスプレーに、MediaTek製のハイエンド向けとなる最新のチップセット「Dimensity 9200+」、そして5000mAhのバッテリーを搭載したハイエンドモデルだ。

Xiaomi

グローバルでの発売が発表されたばかりの「Xiaomi 13T Pro」の日本投入が発表。ソフトバンクなどから12月上旬に販売される予定だ

 背面はカラーによって加工が異なり、「アルパインブルー」はヴィーガンレザー素材を採用しておりさらさらした触感を実現している。一方の「メドゥグリーン」「ブラック」はガラス素材を採用しており、光沢のあるデザインが特徴的だ。

Xiaomi

背面はカラーによって加工が異なっており、「アルパインブルー」はヴィーガンレザーを採用。サラサラした触感が特徴的だ

 厚さは最薄部で8.5~8.6mm(カラーによって異なる)と、ハイエンドのスマートフォンとしては薄い印象。ただ、カメラ部分がかなり大きな面積を占めるデザインとなっており、出っ張りも大きい点は気になるかもしれない。

Xiaomi

厚さは8.5~8.6mmと薄いが、その分カメラ部分の出っ張りは大きい

 そのカメラはソニー製のイメージセンサー「IMX707」を搭載した5000万画素の広角カメラのほか、光学2倍ズーム相当となる5000万画素の望遠カメラ、そして1200万画素の超広角カメラと3つのカメラを搭載。加えて独自の画像処理エンジン「Xiaomi Imaging Engine」の搭載によって、静止画・動画ともに画質向上が進められているという。一方で、海外向けのモデルでは大きな特徴の1つとなっているライカカメラの監修は、国内向けモデルには入っていない。

Xiaomi

カメラは3眼構成で、広角・望遠カメラはともに5000万画素。国内モデルはライカカメラによる監修が入らないのでライカロゴはない

 もう1つ、大きな特徴として打ち出されているのが急速充電だ。Xiaomi 13T Proは前モデルの「Xiaomi 12T Pro」と同様、120Wの急速充電に対応しており19分で1~100%までの充電が可能となっている。それゆえ販路もオープン市場だけでなく、「神ジューデン」に力を入れるソフトバンクからの販売を予定している。

 一方の標準モデルに位置付けられる「Xiaomi 13T」は、ベースとなる部分こそXiaomi 13 Proと共通しているものの、チップセットに「Dimensity 8200-Ultra」を採用し、さらにRAMの容量や急速充電の性能を引き下げることで価格を抑えたモデルとなっている。

Xiaomi

「Xiaomi 13T」のメドゥグリーンモデル。アルパインブルーとは異なりガラス素材を用いた光沢感のあるボディーが特徴的だ

 しかしながら画面サイズやカメラ、バッテリー容量などは共通しており、性能の違いから8Kビデオ撮影ができないなど、やや違いはあるものの、大画面で性能が高いという点では共通している。また、両機種ともにIP68の防水・防塵性能やFeliCaに対応しており、「おサイフケータイ」が利用できるなど、しっかりローカライズされている点も共通だ。

 Xiaomi 13Tはオープン市場での販売に加え、auとUQ mobileの各ブランドでも販売される。前機種の「Xiaomi 12T」は国内での販売が見送られただけに、広い販路が復活したのはうれしいところ。

Xiaomi

Xiaomi 13TはKDDIから販売されることから、インターフェースやプリインストールされているアプリにはやや違いがあるようだ

◆ローエンドの「Redmi 12 5G」USB Type-C採用で安心!

 そしてもう1機種、新たに発売が発表されたのが「Redmi 12 5G」。こちらは「Redmi」のブランドを冠したローエンドモデルだが、画面サイズは約6.8型と大画面であるほか、リフレッシュレートも最大90Hzとなっており、大画面かつスムーズな操作が可能となっている。

Xiaomi

「Redmi 12 5G」はローエンドながら約6.8型・リフレッシュレート90Hzのディスプレーを搭載している

 背面にはガラスが用いられており高級感を演出しているが、実際に手にすると、ハイエンドモデルなどと比べればややチープな印象を受けるのは確か。このあたりは価格が影響しているだけにやむを得ないだろう。

Xiaomi

背面はガラス素材が用いられているが、実際に手にするとややチープな印象がある

 とはいえ、Redmi 12Cと比べれば大きく改善されているポイントもあり、とりわけ注目されるのが充電端子だ。Redmi 12Cは、今となっては旧式のmicroUSBを充電端子に採用していたことで物議を醸したが、Redmi 12 5GはスタンダードなUSB Type-Cを採用。充電のために古いケーブルを引っ張り出す必要がなくなった。

Xiaomi

「Redmi 12C」で不満の声が多かった充電端子も、Redmi 12 5GではスタンダードなUSB Type-Cに変更されている

 カメラは約5000万画素で、下部にある約200万画素のカメラはポートレート撮影用の深度センサーとなることから、実質的には1眼構成となる。FeliCaを搭載するなどのローカライズには力が入っているが、性能的にはSoCが「Snapdragon 4 Gen 2」でメモリーは4GBと、やはりローエンド相当といえる。

Xiaomi

カメラは2眼だが、1つは深度センサーとなるため実質的には1眼。FeliCaマークが備わっており「おサイフケータイ」の利用も可能だ

 だがその分価格は安く、オープン市場向けモデルで2万9800円を見込むほか、auとUQ mobileブランドからも販売されることから、MNPで乗り換えた時などには大幅値引きが見込めそうだ。ちなみにカラーはスカイブルー、ポーラーシルバー、ミッドナイトブラックの3色をラインナップする。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります