エプソンは10月5日、家庭向けインクジェットプリンターを発表した。人気のエコタンク搭載で3万円前半の低価格モデルなど新製品7機種である。
同時に、高性能の家庭用超短焦点プロジェクターも発表した。
エコタンクが3万円台前半で印字コストも最安に!
EP-M476T
4色染料の新規インクを採用したエコタンク搭載機で、プリンターの価格とともに、印刷コストもA4カラー文書が1枚0.8円と、最安値を実現した。
操作部のカラー液晶は1.44型と超小型。背面給紙で自動両面印刷が可能で、メモリーカードスロットを内蔵する。1回のインク交換でブラック4500枚、カラー7500枚の印刷が可能。L判印刷速度は76秒でL版のインク+用紙の合計コストは7.8円、価格は3万円台前半で11月16日発売予定である。
カラリオ複合機
EP-886AW/AB/AR
EP-816A
EP-716A
886Aシリーズは885Aの後継モデルで、6色染料のカセットインク型複合機。操作は4.3型のタッチパネルで、新たに「らくらくモード」を搭載した。給紙は前面2段と背面(手差し)が可能で、自動両面印刷やディスクレーベル印刷ができ、省エネのための自動電源オン/オフ機能がある。ボディーカラーは3色。
L判印刷速度は13秒でL版のインク+用紙の合計コストは24.8円、価格は3万円台後半で10月19日発売予定である。
816Aは815Aの後継モデルで、機能はほぼ886Aと同じだが、操作部が2.7型液晶でスイッチ操作となる。
L判印刷速度は13秒でL版のインク+用紙の合計コストは35円、価格は3万円台前半で10月19日発売予定である。
716Aは715Aの後継モデルで、1.44型液晶を搭載。給紙は前面1段のみで、自動両面印刷はできず、メンテナンスボックスは交換式ではない。
L判印刷速度は17秒でL版のインク+用紙の合計コストは35円、価格は2万円台中盤で10月19日発売予定である。
キーボード搭載でコレダケではがき作成
PF-81-2024
9型タッチパネル搭載ではがきの原寸大表示が可能。1000種類のデザインを内蔵し、PCなしで年賀状が作成できる、PF-81-2023の後継機だ。
4色染料インクでカード・名刺からA5判までの印刷が可能。L判写真の印刷速度は30秒でL版のインク+用紙の合計コストは29円、価格は5万円台後半で10月19日発売予定である。
モノクロ印刷専用の大容量インク&低コストプリンター
PX-M161T
PX-S161T
ともにモノクロのみの1色顔料インク複合機で、大容量インクボトルを2本同梱し、印刷コストは0.5円、印刷速度は16ipm(毎分16枚)で、ファーストプリントは9秒を誇る。
M161Tは160Tの後継機で、ADF(自動原稿送り装置)搭載、カラー液晶パネル付き。価格は3万円台前半、S161Tは2万円台前半で、ともに11月9日発売予定だ。
昼間でも使える超短焦点プロジェクター
EH-LS650B/W
ホームプロジェクターは需要が高性能モデルにシフトしており、日常的に使える機種として、dreamioの新機種LS650を発表した。エプソンダイレクト価格は33万円だ。
3LCDのレーザー光源モデルで、スクリーン解像度は4Kエンハンスメント(4K信号を4K相当の画質で表示する)。壁面から27センチで100型サイズでの投影ができる超短焦点プロジェクターで、上位モデルのLS800(約45万円)に近い性能を実現。最大120型サイズでの投影ができる。
明るさは3600lmでAndroidを搭載。幾何学補正は4/8/33点が可能で、低入力遅延(20ms以下)のHDMI設定が可能。ヤマハ製の2.1chスピーカーを内蔵し、駆動音は最大36dBと静音を実現している。本体色は黒と白の2種類。
オプションで壁面設置用のスクリーン(ELPSC35)が想定価格14万3000円で用意される。
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