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「Raspberry Pi 5」発表。電源ボタンを標準搭載、日本では技適取得後に発売

2023年09月28日 17時15分更新

「Raspberry Pi 5」

 英Raspberry Pi財団は9月28日、シングルボードコンピューター「Raspberry Pi 5」を発表した。

 日本でRaspberry Piを販売するスイッチサイエンスは、現在、工事設計認証(いわゆる技適)未取得のため、工事設計認証の取得及び表示などの対応がされた後の販売開始を予定している。価格は未定。

 Raspberry Pi 5は、メモリー容量が4GBのモデルと8GBのモデルをラインアップする。Raspberry Pi 4と比べてCPU性能は2~3倍、GPU性能も向上ししている。Raspberry Pi独自開発のI/Oコントローラー「RP1」の搭載により、カメラ、ディスプレー、USBなどのインタフェース機能が向上し、新たにPCIe 2.0に対応する。また、電源ボタンを標準搭載し、別売りのHAT接続によるM.2コネクターのストレージの搭載が可能になる。

 各種コネクターなどのフォームファクタがPi 4から変更されているため、多くの既存ケースやPi 4用のPoE HATなどは利用できない。電源は5V/3Aでも動作するが、その場合4つのUSBポートからの電流は合計600mAに制限される。5V/5AのPDを認識した場合、1.6Aまで自動的に上昇する。

 スイッチサイエンスは、10月14日〜15日に東京ビッグサイトで開催される「Maker Faire Tokyo 2023」に本製品を展示する予定。

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