アップルが「iPhone のお手入れをする」と題するサポート文書を更新。9月22日に発売された「iPhone 15」シリーズに関する情報を追加している。
本体フレーム部分が変色する場合がある(iPhone 15 Pro/Max)
「iPhone 15 Pro/Max」では、本体の周囲を囲むチタニウムフレームの部分が皮脂汚れにより変色する場合がある。
こちらの現象は一時的なもので、後述する正しい方法で清掃すれば元の外観に戻すことができる。
デニムなどから背面やカメラ周囲のガラスに色移りすることがある(iPhone 15/14/13/12/11シリーズ)
iPhone 15シリーズなど上記のモデルでは、背面やカメラの周囲に高度なテクスチャードガラスを使用しており、デニムやポケット内で一緒に入れられたものなど、iPhoneと接触したものから色移りが発生することがあるという。
こうした物質転写は傷のように見えることもあるが、同社によるとほとんどの場合は除去が可能だ。
正しい清掃方法
フレームの変色現象やガラスへの転写現象だけでなく、汚れや砂、インク、化粧品、石鹸、洗剤、酸や酸性食品、ローションなど、汚れやその他の損傷の原因となる可能性のあるものとiPhoneが接触した場合、同社は以下の方法ですぐに清掃するよう案内している。
●清掃方法と注意点
まずすべてのケーブルを抜き、iPhoneの電源をオフにする。次に少し湿らせた、糸くずの出ない柔らかい布(レンズクロスなど)を用意し、iPhoneをやさしく拭き取ればいい。
注意点は3つある。
1つ目に消毒剤を含むクリーニング製品を使う場合、「70 % イソプロピルアルコール含有ワイプ」「70 % エチルアルコール含有ワイプ」「クロロックス除菌ワイプ」のいずれかを用い、iPhoneの表面をやさしく拭き取ること。漂白剤や過酸化水素を含む製品を使ったり、洗浄液にiPhoneを浸してはならない。
同社によると、クリーニング製品によってはiPhone表面に施された耐指紋性撥油コーティングが薄れ、本体を傷つけてしまう可能性があるという。除菌クロスなどを使う際は、事前に成分を確認しておいた方がいいだろう。
2つ目の注意点は、開口部に湿気が入らないようにすること。iPhoneは完全防水ではないため、湿らせた布で拭き取る際はスピーカーやボタンの隙間といった開口部に湿気が入らないよう注意する必要がある。
3つ目は圧縮空気を使わないこと。圧縮空気を使った清掃道具はスプレー缶タイプの物からコンプレッサーを使った高出力のものまでさまざまだが、アップルとしては使用を推奨していない。
新iPhone 15シリーズの情報まとめはこちら
新iPhone 15シリーズやApple Watchの気になる情報をすべて集約。随時更新しながら徹底紹介!
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります