AMDが、モバイル向けプロセッサー「Ryzen 7 7840U」の性能に関する説明会を実施。ノートPC「Acer Swift Edge 16」を使ったベンチマークデータを公開した。
Ryzen 7 7840Uの詳細については発表記事を参照いただくとして、ここではAMDが示した「Acer Swift Edge 16」での検証結果を見ていこう。
第13世代インテルCoreプロセッサー「Core i7-1360P」との比較では、アプリケーション処理性能でおよそ3~33%の性能向上が見込め、動画編集ソフトDavinci Resolveでは76%、3DCGソフトBlenderでは266%と顕著な差が出ている。
M2チップ搭載のMacBook Air 15との比較でも、最大で44%の性能差があるとしている。
「Acer Swift Edge 16」での比較ではないが、興味深いデータがあった。Ryzen 7 7840UにはGPUとしてRadeon 780Mを搭載し、Core i7-1360PとIris Xeの組み合わせよりも124~184%性能が高いという。これはRyzen 7040Uシリーズを発表したときのデータとほぼ一致している。
RDNA 2ベースのGPUアーキテクチャーを採用した「Ryzen 7 6800U」との比較も示された。旧世代のプロセッサーよりも14~40%の性能向上が見込めるとしている。
なお、Ryzen 7 7840Uを搭載する「Acer Swift Edge 16」の発売日と価格は未定だ。
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