週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

富士通、O-RAN ALLIANCEに準拠した5G仮想化基地局をドコモの5G商用ネットワークサービス向けに納入

2023年09月27日 12時15分更新

 富士通は9月27日、NTTドコモ(以下、ドコモ)の5G商用ネットワーク向けに、O-RAN ALLIANCEに準拠した5G仮想化基地局を納入したと発表した。

 今回納入された基地局は、「Wind River Studio」のクラウド仮想化基盤と、物理レイヤー制御を担うNVIDIA CorporationのNVIDIA コンバージドアクセラレーターおよびNVIDIA Aerial vRANソフトウェア開発キット、インテルのアーキテクチャーを採用した汎用サーバーで構成。グローバルサプライヤーが提供するさまざまな無線装置(O-RU)を組み合わせたマルチベンダー接続を実現するため、オープンRANの世界標準であるO-RAN ALLIANCE仕様に準拠したオープンフロントホールインターフェースを実装している。

 ドコモでは多様なグローバルベンダーが連携して最適なO-RANを提供するO-RANサービスブランドOREXを展開。今回納入した基地局は、高性能GPUや柔軟性の高いオープンフロントホールアーキテクチャーや省電力化への対応など、今後のO-RAN市場拡大に貢献できるソリューションであることが評価。ドコモが運用する5G商用ネットワークにおいてO-RANに準拠した5G仮想化基地局の適用第一号に選定。

 今回納入された基地局はドコモにて9月より運用が開始。富士通では、今後もドコモにおける5Gサービスの展開を支援するとともに、2025年には従来型基地局システムと比較して総CO2排出量を50%以上削減する5G仮想化基地局の提供を目指すとしている。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります