ルクレは9月26日、建設業界向けの製品シリーズ「蔵衛門」から、現場を生中継できるストリーミング配信用ウェアラブルカメラ「蔵衛門Cam(くらえもんカム)」を発表した。9月25日より発売しており、価格は10万9780円。本製品と蔵衛門プレミアム1年分(3ライセンス)のセットは14万9380円。
本製品は、現場の映像をリアルタイムでストリーミング配信できるウェアラブルカメラ。現場監督あるいは作業員が配信する現場の映像を工事専用クラウド「蔵衛門クラウド」を介して、発注者などの立ち合い者や工事メンバーがいつでもどこでも見られる。
本製品側にアプリインストールやアカウント作成などの設定は不要。蔵衛門クラウドで発行したQRコードを蔵衛門Camで読み込むだけで、遠隔臨場したい工事案件に簡単に連携できる。新人や現場作業員に蔵衛門Camをセッティング不要で手渡すことができるため、離れた場所からリアルタイムで進捗管理や新人指導など遠隔臨場以外の用途にも活用できる。
さらに、発注者などの立ち合い者は本製品からの映像と遠隔臨場をしている自身の顔映像をパソコン側からキャプチャー、蔵衛門クラウドに自動保存し、立会写真として使用できる。同じ現場で他の端末で撮影した検査写真も自動で蔵衛門クラウドに保存されるので、クラウド上で検査写真・立会写真を一元管理が可能。発注者を含め工事メンバーにその場で共有し、報告書や工事写真台帳の作成などに活用できる。
現場のストリーミング配信中は最大10人までの同時閲覧・会話に対応。専用機のため、スマホと比較してもセキュリティー的に貸し出しもしやすく、遠隔臨場中に電話が鳴るなどのトラブルもないというメリットをうたう。カメラを衣服に固定できるクリップ付きで、動画の配信中も両手の動きを妨げない。さらに、高さ2mからの落下に耐える耐衝撃構造とIP67の防塵防水仕様を採用する。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります