ゲーム配信者に最適な高性能スイッチャーなどを展示
TGS初出展!映像・放送機器で有名なBlackmagic Designのブースをレポート【TGS2023】
映像業界やクリエイターに有名な「Blackmagic Design」が、2023年9月21日から24日まで開催された「東京ゲームショウ2023」(TGS2023)に初出展した。
「なぜゲームのイベントに?」と思ったので、ブラックマジックデザイン チャネルセールスマネージャーである秋田忠俊さんに話を伺うと「最近、ストリーマーさんに弊社のスイッチャーがよく使われている」と語る。
広大なブースに展示されていたのは、スイッチャーやレコーダー、プレイヤー、編集用ソフトウェアなど。
秋田さんは「Blackmagic Designのスイッチャーは、eスポーツイベントだけでなく個人のゲーム配信者のみなさんにも使われているので、TGSに初出展しました」と出展の意図を明かす
秋田さんによると、昨今の配信ブームの影響で、特に「ATEM Mini Pro」が売れ筋とのこと。これはHDMIで入力した4つの映像と音声を、瞬時にスイッチングできる機器。入力数は4つだが、そのほかの性能は上位機種とほぼ変わらない。
スイッチャーをわかりやすく説明すると「モニター切替器」なのだが、同社の製品はプロにも愛用されている。ボタンを押すとタイムラグなしで、瞬時に映像が切り替わるのがウリだ。安価なスイッチャーだと数秒のブラックアウトが発生する場合があるが、同社の製品は一切ナシ。
また、入力されているすべての映像は、接続しているPCディスプレーで常時確認できる。画面を見ながら、「どの映像に切替ようかな……」と選択できるので視覚的にわかりやすい。
加えて、映像に番組名や出演者名をかぶせたり、映像切替時に簡単な効果を加えたり、ワイプを表示させたりと、この機器だけでできる優れモノだ。そんな高性能なスイッチャーなのに、価格はなんと4万7980円。プロ用機器の価格破壊製品だ。
秋田さんは「これらのスイッチャーはゲーム配信者だけでなく、企業さんにも使っていただいています。Zoom会議とか社内で番組を作るときとか、スイッチャーがひとつあると便利です」と、導入事例を紹介してくれた
Blackmagic Designのブースでは、このほかにも多数の機器が展示されていた。配信に興味のある来場者が、各コーナーの解説員から丁寧に説明を受けていた。
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