ナビタイムジャパンは9月13日、「送迎バスクラウド by NAVITIME」を提供開始した。
本サービスは、事業者がリアルタイムに送迎バスの位置情報を把握し、バス利用者向けに配信する仕組みをワンパッケージで提供する。送迎バスの利用者、管理する事業者、ドライバー(運転手)、それぞれが運行時に抱える課題を解決する業務支援サービスとしている。スマホ(GPS)とPC端末があれば、専用機器の搭載や、複雑なシステムの導入や連携をすることなくすぐに利用開始できるのが特長。
同社ではこれまでも、車両の位置情報を活用した運行情報表示や動態管理サービスを提供してきた。また、送迎バス向けの位置情報配信システムとして、2022年10月より、Gakkenが提供する保育ICTサービス「hugmo(ハグモー)」内の機能である、バス位置情報通知サービス「huglocation(ハグロケーション)」に採用されている。
今回新たに、送迎バスに関わる事業者向けに特化したシンプルにバスの位置情報のみを配信するサービスを提供開始し、スマホ、タブレット、PCなどのウェブ上で、簡単にバスの位置情報を確認できる仕組みを提供する。
登録や操作は、停車する各バス停、運行ルート、バス車両を登録すると、そのデータをもとに、位置情報が配信される。ドライバーがアプリを起動してバスに乗車するとGPSが配信され、管理者や利用者の画面にて、どのルート上で、どのバスが、どこにいるか、といった情報がリアルタイムに確認でき、簡単な操作で利用できる。
本サービスは、幼稚園・保育園・学校・スイミングスクール・自動車教習所・スパ施設・病院・旅館・ホテル・工場など、さまざまな業界で、送迎バスを運行する事業者が広く活用できるという。また、鉄道代行バス等の突発的な事案、簡易に位置情報配信をしたい路線バス・コミュニティーバス等にも導入可能。
料金は初期費用が3万3000円、月額費用が1万6500円。月額費用はバス車両5台まで。6台目からは1台につき3300円が加算される。
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