週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

生ごみ減量装置をIoT化 神奈川県のサポートでマクニカが開発

2023年09月12日 12時30分更新

 マクニカは9月12日、「ごみ乾燥減量装置メルトキング」の改良にかかわる研究開発プロジェクトを発表した。

 神奈川県の「令和5年度カーボンニュートラル研究開発プロジェクト推進事業」に採択されたもので、ダイソーとともに10月から開始する。

 ごみ乾燥減量装置メルトキングは、廃棄物を高温で間接加熱し攪拌しながら乾燥させることにより滅菌・減量をする装置で、廃棄物の容量を1/5~1/50まで減らすことが可能となる。乾燥したあとは臭いも抑えられ、肥料や飼料の原料として利用できるほか、固形燃料にすることで再生エネルギーとしての利用も可能となる。

 新たな研究開発プロジェクトはメルトキングをIoT化およびAIの実装で、AIを搭載したエッジコンピューターで処理をしたデータをクラウド上で遠隔監視し、日々のごみ処理量やCO2削減量を可視化。さらに振動データをAIで解析し、故障を事前予知して適切なタイミングでの保守を実現するという。このほか、無停電電源装置を組み入れることで停電時にも正常に冷却運転できるようにし、電力環境があまりよくない地域でも使用できることを想定しているという。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります