今回のひとこと
「スペック競争や性能競争ではなく、生活の困りごとを解決したり、多様化する生活スタイルに貢献したりすることが、日立GLSが目指す家電。家事をシェアする時代にあわせたモノづくりを進めている」
日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)は、日立ブランドの家電事業および空調事業を担当している日立製作所の100%子会社だ。
芦田愛菜さんによる「そこで日立!」をキーワードとしたテレビCMを展開しているのが同社である。
高速風でシワを伸ばす風アイロンや、隠れ汚れまでを落とすナイアガラ洗浄などの独自機能を搭載したドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」や、庫内を撮影する冷蔵庫カメラにより、スマホアプリを通じて、どこからでも庫内を確認できる冷蔵庫、牛乳パックよりも軽い0.97kgを実現したコードレススティッククリーナー「すごかるスティック」、熱風旨み焼きにより、旨みを閉じ込めて、おいしく焼き上げることができる過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」、京都の米老舗である八代目儀兵衛の土鍋釜の炊き技を取り入れた圧騰甘み炊きを採用しているIHジャー炊飯器「ふっくら御膳」などを市場に投入。「そこで日立!」の言葉通り、課題解決型の付加価値路線を打ち出し、日本の家電市場をリードしている。
また、日立ブランドのルームエアコン「白くまくん」は、日立GLSとジョンソンコントロールズのジョイントベンチャーの日立ジョンソンコントロールズ空調が扱っており、凍結洗浄ヒートプラスにより、内部に付着した油汚れやウイルス、菌、カビを、凍らせてジャバッと洗い流し、きれいな空気を室内に放出することができる。
だが、日立GLSの大隅英貴社長は、こうした他社と差別化する性能の優位性を訴えながらも、「スペック競争や性能競争ではなく、生活の困りごとを解決したり、多様化する生活スタイルに貢献したりすることが、日立GLSが目指す家電である」と語る。そして、「より豊かに暮らすことや、多様化した生活に貢献することで、身近な商材から社会イノベーションを実現していく」と続ける。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります