ナイスモバイル株式会社 高学軍社長ロングインタビュー
「MAXHUB製品は日本専用チューニング&ローカライズ済」ナイスモバイル高社長
オフィスの次は学校――すでにMAXHUBは教育市場で中国最大手
―― CVTEさんは教育分野での需要が伸びていると話していました。日本ではいかがでしょうか?
高社長 中国の教育分野ではMAXHUB製品がシェアナンバーワン*と聞いています。学校向けでは半数近くを占めているそうですよ(編註:教育現場向けの製品は、日本では「MAXHUB」、中国国内では「SEEWO」ブランドとして展開している)。
* Futuresource Interactive Flat Panel Report 2023 Q2
日本でも学校向けにOEM製品を提供していますが、弊社も2023年5月に電子黒板とリアル黒板のハイブリット製品「MAXHUB―CHALK―」を発売しました。中国ではこのタイプの教育分野向け製品が主流になっていて、非常に売れていますので、日本での導入にも期待したいところです。
しかし日本では、まだまだナイスモバイル、MAXHUBともに認知度はあまり高くないのが実情です。今後はプロモーションに力を入れて、教育分野でのシェア拡大についても取り組みたいと思います。
また、日本市場においては、電子黒板を活用した教育用の教材、ソフトウェアといったものも普及しきっていないのが現状です。各企業と協業し、電子黒板に特化したような教材の開発も積極的に進めることでハードウェア+αの仕組みに足を踏み入れたいと思います。
―― 最後に、今回何人かの従業員の皆さんとCVTE社へ訪問しましたが、経営者として率直にどういう感想を持たれたかお聞かせください。
高社長 私がCVTEを直接訪問したのはこれで4~5回目でしたが、今回帯同した弊社の従業員はほとんどが初訪中でした。彼らが実際に委託工場のラインや東南アジア最大級の電波暗室などを見たことで、今後の販売営業にもプラスになるのではないかと思っています。
※編註:CVTEは自社のスマート工場を2024年に稼働予定。
製造現場を知らずに製品を販売している従業員は少なくないと思いますが、非常に充実した施設で製品が作られているのを見れば、『自分は良い製品を扱っている』と自信が付くでしょう。
実際、帯同した従業員は皆、「ほかのメンバーも連れてくるべき」と言っています(笑) 中国における製造レベルは十分に高いという理解が進むことで、今後の弊社の製品販売拡大につながっていけばと思います。
―― ありがとうございました。
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(提供:ナイスモバイル株式会社)
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