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まるでハンドバッグ!? HONORの新型折りたたみスマホはファッション性が高い

2023年09月08日 18時00分更新

Honor

 スマーフォンブランドのHONORはIFA2023で新製品発表会を行ない、中国ですでに販売中の折りたたみスマートフォン「HONOR Magic V2」のグローバル展開と、ハンドバッグのように持ち運べるファッション性を高めたコンセプトモデル「HONOR V Purse」を披露した。

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HONOR V Purseを発表するGeorge Zhao CEO

 HONOR Magic V2はディスプレーを内側に折りたたむ形状のスマートフォンだ。ディスプレーサイズは開いたときが7.92型、閉じたときが6.43型。本体の厚みはそれぞれ9.9mm、4.7mmと薄く重量も213g。現在販売されている折りたたみスマートフォンの中では世界最薄、最軽量モデルとなっている。

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HONOR Magic V2

 チップセットはSnapdragon 8 Gen 2を採用。カメラは5000万画素広角と5000万画素超広角、2000万画素2.5倍望遠を搭載、フロントカメラは1600万画素。バッテリーは薄いボディーながらも5000mAhを搭載し、66Wの急速充電にも対応した。なお、グローバル向けの価格は未定だが、中国では9999元(18万1000円)で販売されている。

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世界最薄最軽量のボディー

 コンセプトモデルとして発表されたHONOR V Purseはディスプレーを外側に折りたたむ構造のスマートフォンだ。このスタイルはファーウェイが数モデルを出していたが、サムスンやOPPO、グーグルなどほかの大手メーカーは採用していない。

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ハンドバッグのように見えるHONOR V Purse

 HONOR V Purseは閉じたときに本体に取り付けるチェーン状のストラップを取り付け可能だ。合わせて閉じたときのカメラ側のディスプレーにはAOD(Allways On Display)によりストラップと同じデザインのチェーンや、羽やタッセル(装飾)を表示できる。まるでハンドバッグのような外観に変身するのだ。

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スペックは非公開。ディスプレーサイズは8型弱

 ディスプレーの表示であたかも着せ替えできるようにハンドバッグの外観を変更できることで、日々のファッションに合わせた外観にすることもできるし、複数のバッグを購入する必要もない。ファストファッションが流行りだが、格安のカバンをいくつも購入してしまうこともなくなる。環境にも優しいファッション製品と言える。

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着せ替え感覚でテクスチャーを表示できる

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反対側にもAOD表示できる

 外折式は1枚のディスプレーを折り曲げることでそのままアウトディスプレーとして使うことが可能なことから、本体サイズをより薄くできる。HONOR V Purseの厚みも閉じた状態で9mm以下だ。詳細なスペックは公表されていない。

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開いたときも十分薄い。カメラ部分が握り手のような形状だ

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閉じても9mm以下。HONOR Magic V2よりさらに薄い

 HONOR V Purseの製品化は未定だ。IFAのHONORブーススタッフによると来場者の反応を見て、今後の展開を検討していくとのこと。HONORの発表した今回の2つの折りたたみモデルは、もはや普通のスマートフォンとサイズは大きく変わらない。薄く軽くなった折りたたみスマートフォンの新たな展開が楽しみだ。

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折りたたみスマートフォンの概念を変える製品

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