11.6型で7:5比率はゲームにも読書にも便利! ハイエンドタブレット「OPPO Pad 2」
◆性能は1世代前のハイエンドスマホに匹敵
続いて性能面を確認すると、チップセットにはMediaTek製の「Dimensity 9000」を採用。メモリーは8GB、ストレージは256GBでmicroSDによる拡張はできないが、ここ最近のOPPO製スマートフォンやタブレットなどと同様仮想的にメモリーを拡張できる機能が備わっており、それを利用することでメモリーを最大で16GB相当まで増やせるという。
Dimensity 9000はMediaTek製としてはハイエンドに分類されることから、ベンチマークでそのパフォーマンスを確認してみると、クアルコムでいえば1つ前のハイエンド向けチップセット「Snapdragon 8 Gen 1」といい勝負というべきスコア。それゆえ性能的には、1世代前のハイエンドスマートフォンと同程度と捉えておけばいいだろう。
それゆえAAAクラスのゲームも動作は快適で、「原神」などもグラフィックを最高水準に設定してもストレスなく楽しめる。外部コントローラーに対応するゲームが少ないので、大きな画面上のパッドを操作しなければならないというタブレットならではの弱点はあるが、そこが気にならなければゲーミング用途としても比較的満足できるのではないだろうか。
またバッテリー容量は、薄型ながらも9510mAhと大容量のものを搭載していることに加え、独自の「SUPERVOOCフラッシュチャージ」で67Wの急速受電に対応。タブレットの用途を考えると、これだけの性能があれば困るシーンは考えにくい。通信に関してはモバイル通信に対応しないものの、Wi-FiはIEE802.11a/b/g/n/ac/axと、Wi-Fi6にもしっかり対応しているので大容量コンテンツの利用も安心だ。
最後にアクセサリーについて触れておくと、別売りで専用のペン「OPPO Pencil」や、本体カバーにもなるキーボード「Smart Touchpad Keyboard」などが用意されている。いずれも専用デバイスということもあり、接続してすぐペアリングして利用できるなど利便性は高いことから、必要に応じて用意しておくと便利だ。
【まとめ】満足感は高いがクラウドファンディングが弱みに
まとめるとOPPO Pad 2は、Androidのハイエンドタブレットとしてスタンダードな部分をしっかり抑えたデバイスといえ、電子書籍や映像などコンテンツの視聴や、ゲーミングなどでも十分満足できる性能を備えていることは間違いない。競合としてはグーグルの「Pixel Tablet」やシャオミの「Xiaomi Pad 6」が挙げられるが、クラウドファンディングでの価格を確認すると7万2000円からとなっており、性能を考慮すればそれらと十分戦える内容であることは確かだ。
ただそれだけに残念なのは、やはり販売期間が限られるクラウドファンディングでの販売だということ。ハイエンドのAndroidタブレットはあまり数が出ないこともあって慎重な姿勢を取った結果、こうしたスタイルを取るに至ったのだろうが、販売終了後はとりわけオプション品の入手が難しくなってしまうだけに、クラウドファンディング後の本格販売にぜひ期待したい。なお、クラウドファンディングは9月17日20時までとなっているので、購入を希望するなら早めがオススメだ。
OPPO Pad 2 | |
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メーカー | OPPO |
価格 | 約7万2000円 |
ディスプレー | 11.6型液晶(7:5、144Hz対応) |
画面解像度 | 2800×2000ドット |
サイズ | 約259×190×6.6mm |
重量 | 552g |
CPU | MediaTek Dimensity 9000 |
内蔵メモリー | 8GB |
内蔵ストレージ | 256GB |
OS | ColorOS 13(Android 13) |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | アウト:13メガ/イン:8メガ |
バッテリー容量 | 9510mAh(67W充電対応) |
防水/防塵 | -/- |
生体認証 | ○(顔認証) |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | グレー |
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