週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

アイドルも納得の走りの良さと実用性! Honda「ZR-V」の推しポイントは「普通さ」

2023年08月26日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

ZR-V

Honda/ZR-V e:HEV

 お待たせいたしました。お待たせしすぎたかもしれません。ASCII.jp自動車部のゆみちぃ部長ことアイドルユニット「純情のアフィリア」の寺坂ユミさんが、オトナの事情をすべてクリアして、ステージ衣装である「アフィリア制服」姿でクルマの試乗をする日が来ました!(すでにイベントなどでは衣装を着ていますが)

 この吉日、ゆみちぃ部長に何に乗ってもらうか。車両手配係兼書記兼写真係の部員Kが選んだのは、自身が2023年6月時点でイチバン欲しいクルマ、Hondaの「ZR-V e:HEV」。ゆみちぃ部長、SUVがお好きですからね!

アイドル制服で試乗!
だがその道のりは険しかった

 2021年から始まった、ASCII.jp自動車部のゆみちぃ部長が、色々なクルマに触れていく本連載。その連載当初から、部員Kは1つの疑問が浮かんでいました。「どうしていつもゆみちぃ部長は私服なの? ステージ衣装じゃダメなの?」と。

ZR-V

STEPWGN試乗取材時のゆみちぃ部長。この時は私服であります

 私服姿でご登場いただいていたのには、ロケ先に着替える場所がないとか、そもそも衣装を持って来てくると荷物が増えるとか、アイドルの私服ってどういう感じなの? というマニア心をくすぐる事情があったりしますが、もうひとつ「オトナの事情」というものがあります。というのも以前、某社に「御社のクルマをステージ衣装と一緒に撮影してもよいですか?」と尋ねたことがあったのですが、ご丁寧にお断りされたことがありまして。メーカーによってブランドイメージは違いますからね。

ZR-V

アフィリア15周年ライブより。中央にいるのが寺坂ユミさん

 というわけで本田技研工業広報部にドキドキしながら「アイドルの服の彼女とクルマと一緒に撮って掲載してもいいですか?」とご相談。そうしたらアッサリとOKが出たではありませんか! さらに「運転に適した靴を履いてくださいね」と優しいお言葉までいただいた次第であります。さすがHonda! Power of Dreams! 夢は叶うんですよ! ということで、晴れてオトナの事情はクリア。創部して2年目にして、アイドル姿のゆみちぃ部長をパチリすることになりました。

ZR-V

アフィリア制服姿で運転席に座る寺坂ユミさん

 アフィリア制服姿に着替えた寺坂ユミさん。その艶姿に部員Kの目はくぎ付けです。おそるべしアフィリア制服。おそるべし寺坂ユミ。そんな意識しまくる部員Kとは対照的に、ゆみちぃ部長は普段と変わらない天使の笑顔。会計係の部員Sはアイドル好きのハズなのに落ち着きを払っています。「これが既婚者の余裕なのか?」と、未婚の部員Kは自らの運命を呪ったのでありました。と、前置きが長くなりましたが、Hondaの最新クロスオーバーSUVに話題を移しましょう。

ホンダのSUVは実は少ないが
走りもいけるSUV「ZR-V」の実力は高い

ZR-V

Honda/VEZEL

 トヨタは11車種、マツダに至っては国内ラインアップの半分を占める7車種と、人気を集めるSUV。ですがHondaの国内ラインアップを見ると、今回ご紹介するZR-Vとコンパクトモデル「VEZEL」の2車種しかありません。ですが、どちらも人気が高いようで、半導体不足の影響もあり、かなり納期は待たされてしまう様子。ですが両モデルを知る筆者は「待つだけの価値はある」と断言させていただきます。ちなみに、ゆみちぃ部長も昨年VEZELに触れた際、その室内の出来栄えに感心していました。

ZR-V

全幅1840×全高1620mm

ZR-V

全長4570×全高1620mm

 ZR-Vを目の前にしたアイドル部長。「思ったより小さいんですね」というように、パッと見た感じはコンパクトに見えます。ですが実際は全長4570×全幅1840×全高1620mmとVEZELより“ふた回り”大きいミドルクラスのSUVなのです。しっかり後席が快適で(VEZELも快適です)、そして広い荷室が欲しいという贅沢な悩みをシッカリと叶えてくれるサイズになります。

ZR-V

ZR-V e:HEV

 メッキパーツで縁取りされたギラギラしているグリルなど、ドヤ感の強い顔がお好きなゆみちぃ部長。ですが、最近のデザイントレンドはメッキレスで威圧感を薄める傾向で、ZR-Vもそのトレンドに沿っています。「ボディー色にもよるのでしょうけど、グリルの形が中途半端に見えるんですよね」が彼女の素直な感想。口の悪い部員Sは「なんかマセラティーみたい」と言い出す始末。そしてZR-Vを推している部員Kも、この顔はいまだ見慣れません……。イマドキのSUVらしいなと思うのは、ホイールアーチに黒の加飾がないこと。スッキリしていて、とても良いと思います。

ZR-V

エンジンルームをチェック!

ZR-V

2リットル直4エンジンと2モーターによるハイブリッドシステム

ZR-V

ハイブリッド車らしく、Hのエンブレムの内周に青の縁取りが設けられている

ZR-V

e:HEVのロゴ

 ボンネットを開けると、2リットル直4エンジンとモーターによるハイブリッドシステム「スポーツe:HEV」が姿を現します。公称値は、エンジンの最高出力141PS/6000rpm、最大トルク18.6kgf・m/4500pm、モーターの最高出力184PS/5000-6000rpm、最大トルクは32.1kgf・m/0-2000rpm。エンジンとモーターが両方が一緒に動くことはないシリーズハイブリッド方式を採用で、早い話シビックe:HEVと、ほぼ同じユニットです。変速機に内製のCVTを使うところもシビックe:HEVと同様。シビックと違うのはFFのほかに4WDを用意しているという点で、今回の試乗車は4WD仕様の最上位グレードになります。

 部員KがZR-Vを推すポイントのひとつが、このスポーツe:HEV。というのも、VEZELの1.5リットルe:HEVでは少しパワーが物足りない、と思っていまして。ZR-Vは「速すぎず、それでいて不満のない」ユニット。何より踏んでいて「適度にイイ音がする」ユニットなのです。このあたりが実にHonda的です。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事