半導体関連事業を手がけるNVIDIAは8月23日(現地時間)、2024会計年度第2四半期(7月末まで)の財務結果を発表した。収益は135億1000万ドル(約2兆円)で過去最高を記録。前年同期比101%、前四半期比88%の増加となる。GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は2.48ドル(約350円)で前年同期比854%増。実に9倍近く利益が増加した。
好調の要因は生成AIの開発、普及により、GPUや関連サービスの需要が拡大していること。同社のジェンセン・ファンCEOは次のように述べ、生成AI関連市場を同社が強く意識していることを明かした。
「新しいコンピューティング時代が始まりました。世界中の企業が汎用コンピューティングからアクセラレーテッド コンピューティングと生成 AI へ移行しています」
「当四半期中、大手クラウド サービスプロバイダーは大規模なNVIDIA H100 AIインフラストラクチャを発表しました。大手エンタープライズITシステムおよびソフトウェアプロバイダーは、NVIDIA AIをあらゆる業界に提供するためのパートナーシップを発表しました。生成AIの導入競争は続いています」
発表を受け、同社の株価は一時511.6ドル(約7万5000円)まで上昇したが、8月24日(現地時間)の終値では471.6ドル(約6万9000円)まで下がっている。
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