飼い主とワンちゃんがより快適に暮らせるように、便利ガジェットを中心に紹介していく本連載。今回は、人間より耳の良いワンちゃん、ネコちゃんが嫌いなピーク音をカットし、かつ吸引力も期待できるというシャープのハイエンド掃除機「RACTIVE Air(EC-SR9)」(実売価格9万9000円)を実際にお借りして試してみました。
使い勝手のいい組み立て方ができる
8月24日に発売されたコードレススティック掃除機「RACTIVE Air(EC-SR9)」は、不快な音の低減にこだわったスティックタイプのコードレス掃除機。吸引力も強く、最大1.7gと軽くて取り回しがいいのも特徴です。箱を開くと本体のほか、いろんな部品が入っていますので、基本は本体→ハンディノズル→パイプ→スグトルブラシ→ヘッドの順で組み立てていきます。実は、この組み合わせ方によって、取り回しの良さが格段に変わるようです。
パーツを組み合わせられるので、普段の掃除はヘッド、部屋の端や電気機器周りのホコリが溜まりやすい場所はヘッドをサッと外してスグトルブラシにし、棚や机の上などは更にスグトルブラシとパイプを外してハンディノズルのみで使用する──といった感じ。一般的な掃除機のイメージと違って最初から全部付いているため、どんどん外していけばいいんです。いちいち部品を交換するといった煩わしさがありません。
軽くて運転音はとても静か
床面の種類を感知して自動で吸引力切り替え
使ってみて驚くのは、その軽さと使い回しやすさ。本体がコンパクトなだけではなく、各部品も軽く作られていて全体的にスムーズに動かしやすくなっています。
また、ペットの毛などは絨毯の隙間に入り込んでいたりして肉眼ではわかりにくいですよね。るねちゃんは毛が抜けにくいので、さほど抜け毛はないのですが、庭を駆け回ってそのまま部屋に入ってくることが多いので、細かい土汚れなどをフローリングや絨毯などあちこちに持ち込むことがあります。EC-SR9なら、床面の種類に合わせて吸引力を切り替えてくれる「自動」モードがあるので、掃除したい場所に掃除機を持っていくだけです。
そしてなにより、運転音がとても静か! 強モードにしたり、大きなものを吸い込みそうになってふいに音が大きくなったときでもモーター音があまり気になりません。掃除機の主な騒音源は、モーター音に排気音、ヘッドの駆動音の3つですが、シャープ独自の設計で高音域を含む耳障りなモーター音を遮断・整流・吸音しているのが特徴です。
バッテリーの付け替えができるので
車内の掃除もしっかりできる
また、ワンちゃんを飼っていて意外に汚れてしまうのが車の中。公園やドッグランまで車で出かけたりすると、抜け毛や外の細かい土などで車内はかなり汚れてしまいます。我が家もるねちゃんを連れて大きな公園まで車で行くことが多いので、定期的な車内の清掃は必要です。そこで、取り回しがしやすいように本体とスグトルブラシや隙間ノズルだけの状態で車庫に移動し、車内を掃除してみました。
そこで気付いたのですが、脱着式のバッテリーが大活躍します。フル充電での駆動時間は40分前後なのですが、「強」モードにすると10分前後になります。そのへんはバッテリー駆動の宿命で仕方ないのですが、掃除に夢中になっていると、あっという間に時間が過ぎてしまい、掃除が中断されてしまいます。ただ、予備バッテリーがあればサッと付け替えることができるため、充電のためにまた家に帰って、しばらく充電して(フル充電で約100分)また掃除に戻ってる……といったことがなくなるんですよね。
ゴミ捨ての簡単さやバッテリー残量表示など
細かな使い勝手がバツグン!
掃除機は、吸い込んだゴミの処理のしやすさも使い勝手を左右するポイント。このゴミ捨ても簡単でした。ゴミを溜めるダストカップだけが取り外せ、ゴミの処理もワンタッチでフタを開けるだけ。片手で持ち運んで、サッと捨てられます。細かなゴミなどがボックス内に付着することはありますが、ブラシで払えば簡単に落ちます。もちろん、水洗いも可能です。
また、本体の背面に「ちょいかけフック」(ホルダー)が備わっていて、掃除を中断するときに机や椅子などに立てかけておけます。掃除中にペットの相手をしなくてはいけない場面でも、すぐに対応可能です。そのほか、残りの運転時間(バッテリー残量)が表示されるなど、使っていて「うわ、便利!」となる瞬間が多くて、掃除が楽しくなりました!
訂正とお詫び:初出時、一部表記に誤りがございましたので、訂正いたしました。(2023年8月29日17:30)
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