USBトグルスイッチングハブ電流電圧チェッカー
電流電圧チェッカーなのに感触が気持ちイイ〜んす【実機レビュー】
「トグルスイッチ」って知っていますか? 操作レバーを「カチリ」と動かすことによって、電気回路のオン(導通)、オフ(非導通)を切り替えるスイッチです。名称は知らなくても、映画、ドラマ、アニメなどで見かけたことがあるでしょう。
筆者はこのトグルスイッチが大好き。オン、オフを瞬時に見分けられる機能面のメリットだけでなく、カチリという感触がたまらないのです。「5億年ボタン」が「5億年トグルスイッチ」だとしても、100回カチャカチャすること必至。来月発表されるであろう「iPhone 15(仮)」にトグルスイッチを採用してほしいと心底思います。
というわけでトグルスイッチが付いたガジェットを偏愛する筆者が、ちょっと偏ったサンコー「USBトグルスイッチングハブ電流電圧チェッカー」を編集部からお借りしてレビューをお届けします。
USB周辺機器をトグルスイッチでオンオフ、消費電力も確認可能
「USBトグルスイッチングハブ電流電圧チェッカー」はトグルスイッチが4つ付いた機械。給電・データ通信用のUSB Type-Cを2基、ダウンストリーム(USB対応周辺機器を接続する側の端子)のUSB 2.0 Type-Aを6基搭載しています。USB 2.0 Type-Aはデータ通信に対応しており、最大5Aの電流を供給できます。
スイッチ1はUSB 1、スイッチ2はUSB 2、スイッチ3はUSB 3/4、スイッチ4はUSB 5/6のオンオフが可能。つまりUSB Type-C経由でPCやUSB ACアダプターと接続しておけば、スイッチを切り替えることでUSB対応周辺機器をオン、オフできるわけです。
また、本体前面には実測1.1インチ前後のディスプレーが装備されており、総消費電力(総ボルト数、総アンペア数)と、ポート別の消費電力を表示可能です。
本体サイズは120×70×40mm、重量は約230g。ボディーはアルミニウム製。約900mmのUSB Type-Cケーブル2本と、ゴム足シール(3M製)が付属します。ブラックボディーに金色の印刷やネジがあしらわれており、昭和レトロの高級オーディオの趣き。なんともエモい佇まいです。
スペックで気になる点としてはダウンストリームがUSB 2.0(最大480Mbps)であること。多少価格が高くなったとしてもUSB 3.0(最大5Gbps)を採用してほしかったところですが、エモく、レトロなデザインですべて許せます。
(次ページ:実際に使ってみよう! 速度は? 温度は?)
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