CZURは8月3日~10月4日の期間、スキャナー「CZUR ET24 Pro(シーザー・イーティー・24・プロ)」を応援購入サイト「Makuake」にて先行予約販売している。
今回はオーバーヘッドタイプの非破壊型ブックスキャナーである本製品を借用したので、どのような製品かレビューする。
軽量かつシンプル
まず、持ち運ぶと見た目より軽い印象を受ける。これは単純な印象だけでなく、スペック表によると重量はおよそ1.5kg。同社のET16 Plusが2kgとのことなので、寸法はほぼ同じながらもおよそ0.5kg軽量となっている。
なお、重心はそこまで偏っている印象は無かったが、軽量な分設置する際に慎重な扱いが要求される印象も受けた。使用する際はうっかり倒してしまうことが無いよう注意したい。
スキャナー単体はシンプルなデザインで、ライトの光量調整、カメラの調整などに使用する4つのボタンが付いている。また、背面にはフットペダルやボタンを接続するUSB端子、書画カメラとしての利用時に使用するHDMI端子を装備しているほか、バックライトや液晶画面も備わっている。
利用にあたってはCZUR公式の専用アプリのインストールが必要。設定自体は本体に書いてあるシリアルナンバーの入力を求められる程度で、すぐに完了する。後はPCとスキャナーを接続、必要ならさらに同梱されているボタンを接続し、スキャンしたい本などをスキャナーの下に置くことで準備完了となる。
素早く綺麗にスキャン、多少曲がっていても大丈夫
実際に雑誌のスキャンをしてみると、1秒ほど間隔を置いて雑誌を捲るだけで次々とスキャンが完了。捲るだけで自動的にスキャンする機能が備わっており、難しい操作も必要なく、快適にスキャンできた。スキャン時のdpiは最大350dpiまで設定可能となっている。
また、本を開いた時に生じる歪みを自動的に補正する機能が実装されているとのことで、試しに雑誌の下に障害物を置き、意図的に歪ませた状態でスキャンしてみた。
スキャン後出力すると、しっかりと補正された画像が出てきた。もちろん歪みが無い方が綺麗に出力されるが、多少の歪みは問題なく補正できるようだ。
スキャンの際、文字はOCR機能によってすべてテキストデータとなるため、Word、Excel、PDF、検索可能PDF、TIFF、TXTと、様々なファイル形式で出力できる。OCR機能は自動的に文字起こしをしてくれる機能だが、製品名など英語と日本語が混ざっている文章や、縦書きの文章だと誤字が若干目立っていた。
足で操作するフットペダルも付属
そのほか、自動でスキャンする場合は素早く捲らないと雑誌上や画面の隅に手が映ってしまう場合も有るが、しっかりスキャンしたい場合は付属のボタンやフットペダルを接続し、押すことでもスキャン可能。
スキャン時は横に置いているPCを見ながらだとどうしても慣れない内は調整がしにくかったが、スキャナー上部にも画面が付いており、その点は不便さを感じにくかった。
総じて、セッティング自体はPCを接続するため、ある程度の場所を必要とするものの、セッティングしてしまえばスキャン自体のスピードは早く、歪みの補正なども相まって非常に快適に使用できた。より環境を整えたい場合は、ページ認識時に本の表紙と境の認識が用意になるカバーや、光を遮断するスタジオボックスなどのオプションも別売にて販売されるとのこと。
本製品の一般販売予定価格は9万4500円。現在CZURは10月4日までMakuakeにて先行予約販売を実施しており、応援購入することで現在割引価格にて購入可能となっている。詳細はこちらを参照のこと。
※本記事は、プロジェクトオーナーのプロジェクトが必ず成功することや、プロジェクトの品質、リターン内容を保証するものではありません。プロジェクト進行中に関するトラブル、返金要求、リターン返品要求はプロジェクトオーナーの責任のもと行われます。プロジェクト不成立時には製品が届かなかったり、返金が受けられないなどのリスクがあります。出資は自己責任でお願いします。
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