Illumioは8月21日、ゼロトラストポリシーの実施を簡素化する統合ソリューション「Illumio for Microsoft Azure Firewall」の一般提供を開始すると発表した。
組織が侵害リスクの低減やサイバーレジリエンスの構築に着目する中、Azure Firewallはハイブリッドクラウドのエコシステムを横断するデータの出入口として機能し、エンタープライズのクラウド環境での安全性と保護において戦略的な役割を果たすという。
Illumio for Azure Firewallでは、Azureのリソースやメタデータ、そして関連するIllumioのワークロードとラベルを1対1でマッピングすることが可能となり、クラウド環境の様々な場所の保護を実現。
具体的に、本ソリューションの特徴としては、Azureデプロイメントに自動的に適応し、理解や管理がしやすいコンテキストベースの最新セキュリティールールの作成が簡単にできることで、動的なクラウド環境で変更するIPアドレスやホスト名に縛られたファイアウォールのルール作成に頭を悩ませる必要がなくなるという。
またIllumio for Azure Firewallのシミュレーションモードを使って、セキュリティチームがセキュリティーポリシーの本番実施前にアプリとワークロードの保護に関するテストを実施し、その結果と影響を検証することが可能。
さらにゼロトラスト・セグメンテーションコントロールによって、サイバー攻撃の影響を最小限に抑え、リスクを低減し、レジリエンスを高めることが可能としている。
なお、Illumio for Azure Firewallは、Microsoft Azure Marketplaceで入手可能。Illumio for Microsoft Azureについての詳細はこちらも参照のこと。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります