ゲーミング液晶ディスプレーは、ビデオカードのパフォーマンス向上とともに、WQHDと4K解像度対応製品の選択肢が増え、売れ筋もWQHDと4k解像度に移行している。価格面もPCだけなく、PS5でも映像美を楽しめる4K解像度、IPSパネル、144Hz駆動対応で7万円台から選択可能と魅力的だ。各社から数多くの製品が投入されており、1つを選ぶのが、なかなか悩むところだ。
そんなところに新たに登場したのが、広い可動域を備えるディスプレーアームを標準で装備する「M28U Arm Edition」だ。2021年にGIGABYTEが投入し、ASCII.jpでもレビューした4K/144Hzゲーミング液晶「M28U」のスタンドをディスプレーアームに変更した製品だ。どんなメリットがあるのか見ていこう。
M28U Arm Editionは、Super Speed IPSパネル、4K解像度、最大リフレッシュレート144Hz、Display HDR400に対応するほか、入力端子にHDMI 2.1×2基とDisplayPort 1.4×1基、KVM機能を搭載するなど、スペックはM28Uと同じだ。
リフレッシュレートは144Hzだけでなく、120Hz駆動もサポートしているので、PS5で4Kの映像美とともに、ヌルッと動く120Hz駆動での描画を楽しめる。
昔から人気のアイテムではあったが、在宅ワークの増加とともに、パソコン環境のグレードアップアイテムとして注目度を高めたのがディスプレーアームだ。
たかが液晶を支えるアームと侮るなかれ、机が広々使える、液晶をグッと近づけてゲームの没入感アップ、ディスプレーをラクな姿勢に合わせて調節、映画をゆったりと楽しむ、ノートPCのディスプレーをサブ画面に、デュアルディスプレーを構築するなど使い方はさまざまで、パソコン環境強化のキーアイテムとなる。
そんな液晶アームを標準装備したM28U Arm Editionは、8万8000円前後とM28Uから若干高くなるが、M28Uと同じガッツリ詰まった機能で、真の万能選手に進化しているわけだ。
液晶アームは片手でスッと動かせるわけでなく、液晶ディスプレーの両端を持ってグッと動かす感じだが、動き自体はスムーズ。動かしたあとは、その位置にしっかりと固定される。これならゲームやエンタメなど、シーンに合わせての位置調節も問題ないだろう。
液晶アームの可動域をチェック
M28U Arm Editionに付属している液晶アームは、アーム基部とディスプレー固定部の2ヵ所に軸を備える2軸タイプになる。アーム基部で前後230mm、スイーベルは-270~+270度が可能で、ディスプレー側の軸では高さを208mm、ティルトが-5~+25度、ピボッドも90度可能になっている。
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