家電量販店なのに専門店級の品ぞろえ!
ジョーシンのスタッフが欲しいものを詰め込んだ小型PC
「ドスパラ大阪・なんば店」に続いてお邪魔したのが、PCパーツの品ぞろえも侮れない家電量販店の「ジョーシン日本橋店」だ。同店スタッフに聞いたおすすめの自作レシピを紹介しよう。
メーカー製PCやゲーミングデバイスを扱う3階とは別に、4階にパソコンパーツのフロアを用意している。家電量販店らしく、ゆったりと見られる広い空間に、CPUやマザーボード、PCケースといったおなじみの自作パーツたちが並んでいる。
その品ぞろえも充実で、定番パーツからグリスなどの小物、GeForce RTX 4090搭載ビデオカードといったハイエンドパーツまで、ひと通りそろっている。
また、組み立て代行も行なっているので、ビジネス向けの低コストPCから、好きなパーツを組み合わせたゲーミングPC、パフォーマンス第一のクリエイティブPCなど、欲しいPCを組んでもらうこともできる。
そんな「ジョーシン日本橋店」4階パソコンパーツフロアスタッフの原さんに聞いたおすすめの構成が下表だ。小型のPCケースを使って、ギッシリとパーツを組み込むのが好きという原さん。今組みたいと思う小型のハイエンドゲーミングPCを提案してくれた。
原さんは、自作歴20年超えの強者で、初めての自作はAMD K7(Athlon)という。当時、初自作でAMD K7を選ぶのは、なかなか勇気ある決断と言えるが、「それまでもPC-9801の改造に、AMDプロセッサーを使っていたので、結構安心でした(笑)」と語っていた。
実績豊富な「MasterBox NR200P」で組む
原さん提案の小型ゲーミングPCで採用するPCケースは、登場以来多くの小型PC好きが組んだCooler Master「MasterBox NR200P」だ。ボード長330mm、高さ156mm、厚さ60mmまでの3スロットビデオカードへの対応と、垂直マウントのサポート。最大280mmサイズのラジエーターを搭載可能(左サイドパネル側)など、小型筐体ながら高い自由度で話題、人気を集めたケースになる。サイドパネルは、円形パンチング加工パネルと強化ガラスパネルから選べる。
原さんが欲しいものを詰め込んだ小型ハイエンドPC | ||
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CPU | AMD「Ryzen 7 7700」 (8コア/16スレッド、最大5.40GHz) |
4万2800円 |
CPUクーラー | NZXT「KRAKEN X53 RGB」 (簡易水冷、240mmラジエーター、120mmファン×2) |
2万1980円 |
マザーボード | ASRock「B650E PG Riptide WiFi」 (AMD B650E、Mini-ITX) |
4万1980円 |
メモリー | Kingston「KF560C36BBEAK2-32」(16GB×2枚、DDR5-6000) | 2万1800円 |
SSD | SAMSUNG「980 PRO MZ-V8P1T0B/IT」 (1TB M.2 SSD、PCIe 4.0) |
1万2580円 |
ビデオカード | ASRock「Radeon RX 7900 XT 20GB」 (Radeon RX 7900 XT、20GB GDDR6) |
13万9000円 |
PCケース | Cooler Master「MasterBox NR200P」 (コンパクトケース) |
1万1800円 |
電源ユニット | CORSAIR「SF1000L」 (850W、80PLUS GOLD) |
2万5280円 |
ファン | ADATA「XPG VENTO PRO 120 PWM 2個パック」 (120mmファン×2) |
4180円 |
OS | マイクロソフト「Windows 11 Home」パッケージ版 | 1万6300円 |
総額(税込) | 33万7700円 |
※価格は8月18日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。
「MasterBox NR200P」は、その高い拡張性などに加え、ブラックやホワイトといった定番色だけなく、オレンジやパープル、ピンクといったカラーバリエーションも投入されているのも特徴だ(一部は完売済み)。
エアフロー強化のために、2基の120mmファンを追加しているのもレシピのポイントだ。選んだのは手ごろな価格、静か、高風量とバランス抜群となっているADATAの「XPG VENTO PRO 120 PWM」2個パック。トップに搭載することで、内部の温まった空気を強制排気する形になる。
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