ライカ監修カメラはナチュラルな画質で撮れる
この端末の最大の特徴はカメラ。標準(約5030万画素/F値1.9)+広角(約1300万画素/F値2.3)のデュアルカメラを搭載し、標準カメラにはライカが監修した「HEKTORレンズ」が採用されています。
標準カメラ(焦点距離は23mm相当=広角)のイメージセンサーは1/1.55型。上位モデルのAQUOS R8 pro(1型)よりは小さいものの、スマホ向けのセンサーとしては十分な大きさと言えるでしょう。AQUOS R8 proにはない広角カメラ(焦点距離は17mm相当=超広角)を備えていることもAQUOS R8の優位性です。
実際に撮ってみると、肉眼で見る場合に近い色や明るさで写る印象。AIをオンにしても、色合いが極端に変わることはなく、ナチュラルな画質を好む人に適している印象。望遠カメラは搭載していませんが、ワンタッチで切り替えられる2倍ではクッキリとした鮮明な画質で写り、最大の8倍ズームでも画質劣化はさほど気になりませんでした。
強いて気になった点を挙げるとすれば「ナイトモード」。明るい画質で撮れるのですが、撮影シチュエーションによっては、照明の色が画質に強めに反映される印象。また、他メーカーの同クラスの機種と比べると、手ブレが起こりやすい印象を受けました。シャッターを押した後すぐに動かさないように注意が必要です。
もう1つ気になったのは、使用する撮影モードによっては、保存に時間がかかり、連続撮影がしづらいこと。特に「ポートレートモード」での撮影時に“待たされる感”がありました。
8Kビデオが撮れたり、マニュアル設定ができたりと、動画の撮影機能も充実しています。筆者はフルHDでの撮影しか試していませんが、動画を撮り続けているときに本体が若干熱くなることがありました。ただし、試用した期間が連日30度を超える時期だったので、その影響もあるかもしれません。
フロントカメラは約800万画素。画質は明るく、美肌、小顔などを細かく設定できる機能を備えているので、セルフィーを楽しみたい人も満足できるデキです。
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