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最新のスナドラ搭載で軽量、価格もほどほどで万人向けの「AQUOS R8」

2023年08月19日 12時00分更新

ライカ監修カメラはナチュラルな画質で撮れる

 この端末の最大の特徴はカメラ。標準(約5030万画素/F値1.9)+広角(約1300万画素/F値2.3)のデュアルカメラを搭載し、標準カメラにはライカが監修した「HEKTORレンズ」が採用されています。

AQUOS

中央にライカが監修した標準カメラを配置し、その左に広角カメラも備える。標準カメラには別売のレンズフィルターを取り付けることも可能

 標準カメラ(焦点距離は23mm相当=広角)のイメージセンサーは1/1.55型。上位モデルのAQUOS R8 pro(1型)よりは小さいものの、スマホ向けのセンサーとしては十分な大きさと言えるでしょう。AQUOS R8 proにはない広角カメラ(焦点距離は17mm相当=超広角)を備えていることもAQUOS R8の優位性です。

 実際に撮ってみると、肉眼で見る場合に近い色や明るさで写る印象。AIをオンにしても、色合いが極端に変わることはなく、ナチュラルな画質を好む人に適している印象。望遠カメラは搭載していませんが、ワンタッチで切り替えられる2倍ではクッキリとした鮮明な画質で写り、最大の8倍ズームでも画質劣化はさほど気になりませんでした。

AQUOS

広角(0.7×)で撮影

AQUOS

標準(1.0×)で撮影

AQUOS

2倍ズーム(2.0×)で撮影

AQUOS

8倍ズーム(8.0×)で撮影

 強いて気になった点を挙げるとすれば「ナイトモード」。明るい画質で撮れるのですが、撮影シチュエーションによっては、照明の色が画質に強めに反映される印象。また、他メーカーの同クラスの機種と比べると、手ブレが起こりやすい印象を受けました。シャッターを押した後すぐに動かさないように注意が必要です。

AQUOS

ナイトモードで撮影。照明の色がやや強く出る

AQUOS

ナイトモードで撮影。鮮明に写すには手ブレに注意が必要

AQUOS

筆者はまだ試していないが、星空や花火に適したモードにも切り替えられる

 もう1つ気になったのは、使用する撮影モードによっては、保存に時間がかかり、連続撮影がしづらいこと。特に「ポートレートモード」での撮影時に“待たされる感”がありました。

AQUOS

ポートレートモードは、ぼかしや美肌の度合いを設定できるのが便利。ただし、撮影後の画像処理に若干時間を要する

AQUOS

ポートレートモードで背景をぼかさずに撮影した作例

AQUOS

背景を目一杯ぼかすと、このようなキレイな玉ボケになった

 8Kビデオが撮れたり、マニュアル設定ができたりと、動画の撮影機能も充実しています。筆者はフルHDでの撮影しか試していませんが、動画を撮り続けているときに本体が若干熱くなることがありました。ただし、試用した期間が連日30度を超える時期だったので、その影響もあるかもしれません。

AQUOS

「その他」から「8Kビデオ」や「HDRビデオ」を起動できる

 フロントカメラは約800万画素。画質は明るく、美肌、小顔などを細かく設定できる機能を備えているので、セルフィーを楽しみたい人も満足できるデキです。

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