第1部はノリノリでウホウホ!
最初のセットリストは「西部編メドレー -放浪-」。口笛奏者・YOKOさんによる、「え、口笛でそんな所まで音出せるの!?」と驚くほど伸びやかな口笛でしっとりめにスタート。酒場のテーマ「Sancho・de・Los・Panchoz」になるとノリノリで体を揺らしつつ笑顔を見せていたのが印象的だった。
続いて「原始編メドレー -接触-」。客席のペンライトが緑色に染まり、大自然を走り回るポゴとゴリが脳裏に浮かぶような、テンション高めの演奏を披露。ギター奏者の森空青さんによるリードで客席も腕を突き上げ、「ウッホウッホ!」と叫んでるようだった。
そして熱い「現代編メドレー -最強-」へと続く。作中でも格闘ゲームをオマージュした編だけに、激しくロックな曲調へ変わっていった。とくにバトル曲「KNOCK YOU DOWN!」は観客の手拍子もあわさり、濃密な一体感を感じられて楽しくなってくる。
そのあとの「SF編メドレー -機心-」では、一転して暗く不安をかき立てるような演奏に。現代編から一段ギアを落としてきた感じだが、サスペンス色の強いSF編の特徴をよく表現しており、この落差も狙い通りと言ったところだろう。作中のゲームBGMをそのまま流した「CAPTAIN SQUARE」では、徐々に演奏Verへと移行するアレンジを採用しており、お見事だった。
ここでMCのお二人が再登場し、場を盛り上げる。時田氏いわく、観客のペンライトは無線操作で光の色や明滅をコントロールしており、トークが長引いて時間が危なくなってきたら赤い色で点滅させて教えてくれるとのこと。
続く「近未来編メドレー -流動-」はフィールド曲の「Wait for Truth」でテンポよく入りつつ、戦闘曲「PSYCHOで夜露死苦!!」で徐々に盛り上げていく。そして静かに一拍置いて、突如聞き覚えのあるゲームボイスがホールに響いた。
「そんなカッコにならなくてもな…ひとつにはなれんだよ! そうだろ、松ッ!!」
ここで影山ヒロノブさんがステージに出現! 90年代の魂がこもった歌唱力で「GO!GO!ブリキ大王!!」を熱唱する。もはや「最初から持ち歌だったのでは?」と思うほどイメージ通りで、ステージも観客も大盛り上がりに。
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