ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。お盆が過ぎると夏も終盤になりますが、暑いうちに夏の風物詩である“そうめん”を楽しみつくしたいものですね。
この記事では、私がたどり着いた究極の「水そうめん」をご紹介します。
そうめんじゃなくて「めんつゆ」の味を楽しんでる?
毎日のようにそうめんにお世話になっているこの夏。そうめんと言えば“めんつゆ”がテッパンですが、たまに疑問が。だしと醤油がきいためんつゆは濃厚で、時に「そうめんじゃなくて、めんつゆを食べたくてそうめんを食べているんじゃないか?」と自分でわからなくなってしまうことがあります。
そうめんのおいしさを純粋に味わいたい! そうだ、それならば、そうめんをそのままいただくのがいいのではないか。チュルリと滑りよくいただきたいので、キンキンに冷やした氷水につけて。
これが水そうめんの発想です。
氷水だけで「水そうめん」をいただいてみます
考えてみると、そうめんそのものに“塩味”がわずかにありますよね。そうしたら、めんつゆを使用しなくても塩気も足りるのではないでしょうか?
とうことで水そうめんをトライ。
そうめんを茹でて水で締めるまでは通常の作り方と同じ。いつものめんつゆではなく、代わりに天然水に氷を加えた“氷水”を用意しておきます。
いつもならめんつゆを入れている器に氷水が入っているので、見た目に若干……、いや、とんでもなく違和感がありますが、味はどうでしょうか。実際に水そうめんをいただいてみます!
そうめん本来の風味を楽しめる!!
そうめんをひと箸ですくって、氷水につけてすすると、口に含んだ瞬間こそたんぱくですが、ほんのりとした塩気や小麦の甘みが後からふんわりと広がってきます。
これがそうめんそのもののおいしさ! 鼻を抜ける香り、後味のふくよかさよ。めんつゆでは気がつけなかった、風味の豊かさが存分に感じられます。いつものそうめんなのに斬新!!
また、冷たい氷水につけているため、麺の表面がキュッとしまってきめ細かい舌触りもいい感じ。いつものそうめんと比べると薄味ではありますが、これは究極的……。
至上にウマイ……!! と言いたいところですが、日ごろ、めんつゆで食べるそうめんに慣れている身としては、やはり味が足りません。そうめんそのものに若干の塩気があるとはいえ、わずかですので箸が進みにくいです。
これぞ究極! 塩+かつお節+わさびでいただく水そうめん
そこで、風味を加えることにしました。塩をパラリと振り、かつお節をたっぷり。
そしてさらに、あらぎりわさびをちょこんと。静岡で食べた「わさび丼」なるご当地飯が、たっぷりのかつお節とわさびの組合せだったことを思い出して「かつお節をのせるならわさびも」と添えていました。
これが素晴らしくおいしいです!! 塩味が加わって食べやすくなっただけではなく、かつお節の香ばしい香りがプラスされ華やかになり、さらにわさびのピリッとした風味がとてもキモ。わさびのアクセントで、そうめんそのものの塩気や、甘みも際立ってきます。わさびをとりすぎると、辛さがツーンと鼻を抜けるのもご愛敬。わさび好きの私としてはかなりハマりました。
そうめんを水だけで食べる水そうめん、試してみるとそうめん本来の風味が確かめられて、「ハッ」と驚かされたなりました。やっぱりそうめんって、めんつゆの味に助けられているだけではなく、そのものがおいしいんですね。
さらに、水だけでは塩気が少なくて物足りない場合、塩とかつお節をふりかけて、わさびを添えて一緒に食べてみてください。そうめんのお刺身のような感覚で、その新鮮さある風味を確かめるために、進む進む。
いつものそうめんに飽きた人はぜひお試しあれ!
★そうめん連載見てね★
アスキーグルメでは記者ナベコがきままにそうめんアレンジを実践する「SoGoodそうめん。試そうめん。」連載をやっています。週1くらいで更新予定。そうめんを「SoGood!」にしたい人は見てください
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ナベコ
酒好きライター、編集者。酒活動しています。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に参戦するなど。ホットカーペットが気持ちよすぎて床で寝おちして朝陽で気が付く日々。せっかく年始におろしたパジャマを着ないと……。
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