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ヤッカリーノCEOがインタビューで語る

X (旧Twitter)、ビデオ・音声通話機能を追加予告

2023年08月15日 11時45分更新

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 X(旧Twitter)のリンダ・ヤッカリーノCEOは8月10日(現地時間)、米CNBCのサラ・アイゼン氏とのインタビューで、同社の名称変更にともなうブランドの再定義、広告主との信頼の再構築、そしてオーナーのイーロン・マスク氏について語った。

TwitterからXへの変革

 ヤッカリーノ氏はXに参加した目的を「マスク氏と共同でTwitterをXへと変えるため」と述べ、マスク氏がTwitterを買収して以来「動画とテキストの文字数増加、クリエイターの購読機能」など確実にプラットフォームの機能が進化していることを指摘、近日中にビデオチャット機能が追加されることも明かした。

 ヤッカリーノ氏はTwitterから名称変更することを「解放」と表現した。もし、Twitterの名前を使い続けた場合、変化は限定的になり過去の評価基準に基づいて評価されると指摘し、Xは限定的な変化ではなくプラットフォーム機能の拡張、ブランドの再定義、そして新しいビジョンの実現に向けた戦略的なステップであるとした。

マスク氏の下での「自主性」

 新体制において、マスク氏はデザインと新技術に焦点を当て、リブランドと未来に向けた取り組みを加速している。一方、ヤッカリーノ氏はパートナーシップ、法務、財務など会社の実務的な部分を担当しており、「マスク氏の下で自主性を持っていると」述べている。

 マスク氏がTwitterを買収後、氏の言動や違法コンテンツの増加などを理由に多くの広告主がプラットフォームから離れたが、Xのセキュリティ体制は以前よりも「健全」になっており、広告主はプラットフォームに戻るべきであると主張。すでにコカ・コーラ、VISAなどのブランドが彼女のリーダーシップの下で広告に戻ったと述べた。

メタのThreadについて

 メタのThreadsに関しては、ローンチ後のエンゲージメントが減少しており、ヤッカリーノ氏はあまり重視していないと語った。

 また、イーロン・マスク氏とマーク・ザッカーバーグ氏が格闘技で対決するかもという話題については、氏がトレーニングをしているところを見かけたくらいしか知らないが「素晴らしいブランドスポンサーシップの機会」になるだろうとコメントしていた。

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