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MacBook Air 15インチのグラフィック性能を実ゲームで検証

2023年08月27日 12時00分更新

MacBook Air 15インチ

今回はメモリー16GB、ストレージ1TB仕様のMacBook Air 15インチモデルをお借りしてテストした。直販価格では税込28万2800円~の構成だ

 2023年6月に発売された「MacBook Air」の15インチモデルは、薄さ11.5cmという超薄型ボディーであり、“世界で最も薄い15インチノートPC”をうたうアップル最新のモバイルノートだ。CPUにCPU8コア+GPU10コアのM2プロセッサーが採用されたことで、同じM2を搭載するMacBook Air 13インチモデル(CPU8コア+GPU8コア)よりもグラフィックパフォーマンスが若干強化されている。

 MacBook Air 15インチモデルのパフォーマンスについては既に柴田氏がレビューされているが、本稿ではMacBook Air 15インチモデルのグラフィックパフォーマンスをゲームで検証してみたい。ただ何と比べ何%高速、というカッチリとした検証ではなく、この環境ではこうだった、程度のライトなレポートという感じでお読み頂ければ幸いだ。

Farming Simulator 22は60fps以上で安定動作!

 今回の検証はmacOS Venturaに実装されている「Metal Performance HUD」を利用する。macOSに標準実装されているフレームレートカウンターなのでTerminalで有効化すればOKだ。

 今回はSteamでmacOS向けにリリースされているゲームを動かし、Metal Performance HUDでどの程度のフレームレートが出たのか、スクリーンショットでご覧頂こう。解像度は一律1920×1243ドット(Retinaディスプレーで最も細かい表示にした時の仮想解像度)、画質はM2のパフォーマンスを考慮し、低設定とした。

Metal Performance HUDの有効化
defaults write -g MetalForceHudEnabled -bool yes
Metal Performance HUDの無効化
defaults write -g MetalForceHudEnabled -bool no
MacBook Air 15インチ
MacBook Air 15インチ

『Rise of the Tomb Raider』では画質“低”設定で内蔵ベンチマークを再生。このシーンでは29fpsといったところ(右上のカコミ中にある“FPS”の右の数値)

MacBook Air 15インチ
MacBook Air 15インチ

macOS向けにビルドされているゲームなせいか、フレームレートは割と安定していた。最低フレームレートは“FPS”の行の2番目の数値だが、平均フレームレートとほとんど差がない

MacBook Air 15インチ
MacBook Air 15インチ

オブジェクトが多いシーンではさすがに25fps台にまで落ち込む

MacBook Air 15インチ
MacBook Air 15インチ

『Cities: Skylines』では画質関係は全て低めに設定(アンチエイリアスはオン)。Workshopで公開されている“動作検証用都市”をロードしてみると、カメラを中程度の高さにしたシーンでは20~28fpsといった感じ

MacBook Air 15インチ
MacBook Air 15インチ

カメラを思い切り引いて描画範囲を拡げると最低フレームレートはガクッと下がる。図では15fpsと読めるが、10fps程度になることもあった

MacBook Air 15インチ
MacBook Air 15インチ

思い切り寄りにして遠景を隠してしまった方がフレームレートが安定する印象

MacBook Air 15インチ
MacBook Air 15インチ

『Farming Simulator 22』では画質“低”に設定。植えているものがないせいか平均フレームレートは60fpsを大きく超えている。最低フレームレートは30fps程度だが、やはりカク付きは気になる

MacBook Air 15インチ
MacBook Air 15インチ

このゲームは前2者よりもフレームレートが高めで安定する。MacBook Air 15インチモデルでも快適に遊べるタイトルといえるだろう

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