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動画生成AI「Runway Gen-2」で生成される動画を16秒からさらに伸ばす方法

2023年08月11日 17時00分更新

 こんにちは。画像生成AIを研究しているじょじお(ネコ大好きおじさん)です。

 画像生成AI「Midjourney」を使ったAIイラスト制作TIPSをお届けしている本連載、今回の記事はAIで生成した画像を元に動画を作ってみようという企画です。

AI画像のキャラクターをアニメのように動かして動画を作る

 この連載では以前、下記の記事でもAI画像から動画を作成する方法を紹介しました。

●第13回 画像生成AI「Midjourney」でコスプレ無限ズーム動画を作って遊ぶ方法

 今回はこの方法とは別のアプローチで動画を生成します。実際に見ていただいた方がお分かりいただけると思いますので、まずは筆者が作成した次の動画をご覧ください。

 1分50秒ほどのこの動画、実は15枚程度のMidjourneyで生成したAI画像を、動画生成AI『Runway Gen-2』を使って動画化した素材を動画編集ソフトでつなぎ合わせたものです。ズームイン・ズームアウトの動きだけではなく、実際にキャラクターがアニメや映画のように、表情を変化させたり移動したりしているのです。すごくないですか!?

 冒頭の動画は、Gen-2の中の「Image to Video」という機能を使って作成しました。7月のアップデートにより、画像を渡すだけでAIによってキャラクターがランダムに動く動画が出力されるようになった新機能です。

 Gen-2の「Image to Video」の概要については、つい先日ASCIIに公開された新 清士さんの下記の記事が詳しくまとめられていますので、ぜひご一読ください。

●Gen-2の紹介記事:動画生成AIがすごすぎる 映画登場も遠くない

 新 清士さんの記事でもGen-2とMidjourneyを使って作成されたプロモーションビデオが紹介されていますが、こちらの記事では使用した画像のプロンプトも含めた作成過程をステップバイステップで紹介していこうと思います。

 さらに、8月10日のGen-2のアップデートで、これまで4秒しか生成できなかった動画が、最大16秒まで延長して生成可能になりました。

 先の動画はアップデート前に制作したものですが、明らかに4秒より長いシーンがいくつか盛り込んであります。これはちょっとしたTIPSを用いることで生成される動画の時間を延長して制作したためなのですが、このTIPS自体は最大生成時間が16秒に延長されたあとでも利用できるもので、このTIPSを利用すれば、生成される動画の時間を事実上無制限に延ばすことが可能です。

 本記事では、Gen-2の仕様である「生成できる動画時間の制限」を乗り越える新しいアイデアも紹介していますので、すでにGen-2を触ったことがある方も、ぜひ最後までご覧ください。

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