韓国のダイソーはiPhone以外のスマホアクセサリーが豊富!
ダイソーと言えばいまや世界中に店舗を展開する100円ショップですが、アジア各国にも店舗を展開しています。最近は100円以上の価格のものも売っていますが、低価格で買える日用雑貨はアイディアに優れた小製品もありますし、スマートフォン向けのケースやガラスフィルムなども売られています。とはいえ、ダイソーは日本企業。日本でスマートフォンと言えばiPhoneというくらいユーザー数が多いですから、日本のダイソーで売っているアクセサリー類もiPhoneのものばかりです。
ところが韓国のダイソーは韓国向けの独自製品も多く販売されており、スマートフォン関連製品ではGalaxyシリーズ向けのケース類も販売されています。
日本のダイソーではiPhone 14など最新モデル向けの関連商品が売られていますが、韓国ダイソーで売っているGalaxy向けのケースなどは、やや古い機種向けのものになっています。最近ではサムスンストアやキャリアで端末を買うとたいていケースを無料でくれるので、ダイソーにケースを求めに来る人は中古などで買った前のモデルを使う人たちなのかもしれません。
たとえばGalaxy Sシリーズのカメラ部分の保護フィルムは1100ウォン(約110円)ですが、Galaxy S21/S21+とGalaxy S21 Ultra用が販売されています。まだまだ現役で使えるモデルですから、この保護フィルムを必要とする人も多いのでしょう。
今でも根強い人気のあるGalaxy Note10シリーズ用の保護ガラスフィルムも販売されています。価格は5000ウォン(約550円)。
こちらはだいぶ新しくなり、2年前のGalaxy Z Fold3とGalaxy Z Flip3用のケース。MagSafe互換として使えるマグネットが張り付く円形の金属フレームが内蔵されています。この2機種は今でも現役ですし、日本ではお店で気軽に買えるものではありません。Galaxyユーザーの人はソウルに来たら観光ついでにダイソーのスマートフォンアクセサリーコーナーを見ることをオススメします。
Galaxy Watch関連製品もあるのが韓国ダイソーの特徴です。実際街中ではApple Watchと同じくらい、スクエアフェイスのGalaxy Watchユーザーをよく見かけます。Galaxy Watchも多数の製品が出ていますが、ダイソーでは40mm、44mm、45mmのガラスが販売されています。これも1000ウォン(110円)とお手軽価格。
Galaxy Watch用の交換ベルトも販売されていますが、最新モデルのGalaxy Watch6からはベルトと本体を留める部分の構造が変わったので、これらは使えません。とはいえ、前モデルユーザーや前モデルを中古で買った人なら予備用などに買うのもいいでしょう。価格も2000ウォン(220円)です。
今回最も有用だと思ったのは折りたたみスマートフォンの保護フィルム。Galaxy Z Flip3とGalaxy Z Fold3様の保護フィルムがそれぞれ2000ウォン、3000ウォンでした。ダイソーで扱っているということは、それだけ韓国でユーザーが多いということなのでしょう。両モデルはディスプレーの表面をフィルムではなく超薄型ガラス(UTG)で保護しているのですが、使い続けていくうちにはがれてしまったり割れてしまうことがあります。
正規購入した製品なら日本のサムスンで張り替えサービスがあるようですが、中古品や輸入品は張り替えフィルムは自分で入手しなくてはならないケースがあります。ガラスではなくフィルムなので表面のすべりはやや悪くなるかもしれませんが、数百円なら数枚買って起き、失敗を恐れず貼り替えができます。なお、Galaxy Z Flip4、Galaxy Z Fold4に使えるかどうかは不明です。
ダイソーではこんなものも売っていました。MVNOのSIMカードです。残念ながらプリペイドではなく契約向けなので外国人は使えませんが、中にSIMが入っておりオンラインでユーザーや支払いの登録をすると使えるようになります。このアイディアは日本のダイソーに逆輸入しても面白いかも。むしろダイソーが日本でMVNOをやる、なんてのもありかもしれません。
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