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LINE WORKSそうだん窓口のサポートは想像以上! 具体的なアドバイスが欲しいときにオススメ

2023年09月25日 09時30分更新

文● 柳谷智宣 編集●MOVIEW 清水
提供: ワークスモバイルジャパン

 仕事で使えるビジネス版LINEである「LINE WORKS」(ワークスモバイルジャパン)の連載では、アカウント作成の基本からビジネスシーンでの活用術、便利なTipsなどを紹介していく予定。第120回は、「LINE WORKSそうだん窓口」について紹介する。

LINE WORKSそうだん窓口のサポートは想像以上! 具体的なアドバイスが欲しいときにオススメ

5月に開設された「LINE WORKSそうだん窓口」を実際に使ってみた

 LINE WORKSについて気軽に活用法などを相談できる窓口があることはご存じだろうか。LINE WORKSの導入を検討していたり、導入直後で活用法などを知りたいユーザーを電話でサポートしてくれるサービスだ。今年5月に開設が発表されたもので、とても便利なのでぜひ活用して欲しい。今回は、実際に使ってみたレポートを紹介する。

 「LINE WORKSそうだん窓口」の電話番号は「03-4316-2996」。受付時間は年末年始、土日祝を除く10時~12時、13時~18時となっている。対象はLINE WORKSの導入を検討しているか、インストール後に活用法や事例を知りたい方で、相談料は無料だ(通話料は別途発生)。

LINE WORKSそうだん窓口の電話番号

 記事執筆にあたり、どんな相談でもいいというので、企業のニーズがありそうなストーリーを2つ考えてみた。やはり、「すでに個人で使っているLINEではいけないのか」という点は多くの人が興味を持ち、知りたいところだろう。

 そこで1問目の相談者はLINE WORKS導入前、何がメリットなのかがわからないとある団体職員を想定してみた。2問目は、無料なのでフリープランを導入したものの、社内浸透が進んでいないと悩んでいるケースを想定した。どちらも、筆者が色々な人とLINE WORKSについて話すときに出てくるあるあるの話題だ。

 早速電話してみよう。架電後、「#」の後に当てはまる番号を押す。「#1」はLINE WORKSを導入検討中の方、「#2」はLINE WORKSをインストール後の方、「#3」は販売パートナーだ。

1問目:LINE WORKSの導入を検討している人からの質問

 1問目は、LINE WORKS導入前の相談となるので「#1」となる。実際のやり取りは以下の通り。

相談者:私はいま団体のメンバーとLINEで繋がっていますが、LINE WORKSを導入した後もLINEと並行して使うことのメリットは、「アプリを別にできるから会話が混在しない」ということですか?

そうだん窓口担当者:もちろんそのメリットもあります。御社は何の仕事で、何の連絡をするためにLINE WORKSを手段として考えてみようと思われましたか?

相談者:中学校・高校などから依頼を受けて学校で講演をする非営利団体です。団体メンバーはプライベートでも親交のあるメンバーで構成されており、講演依頼を受けた後に、登壇するメンバーの選定から日程調整の連絡をしています。普段の連絡と団体としての連絡が混在しているので、物理的に分けたいと思い、LINE WORKSを検討しています。

そうだん窓口担当者:まず、物理的にアプリが分かれることは、お分かりいただいている通りでございます。プライベートの連絡と仕事の連絡は、完全にツールを分けることができます。

そして、メンバーの登壇可否、日程調整についてはLINEのようなトークだけでは煩雑になりそうなイメージがあります。どのような連絡をメンバーに行ってますか?

相談者:まず「●月●日に、場所***で、▲時から3時間」という内容の打診をします。その日時に登壇可能なメンバーを確認してから、最終的に私が「***さん、お願いします」という依頼を行います。

そうだん窓口担当者:それならLINE WORKSの「アンケート」を使うと良さそうですね。「この日、この時間、この場所で登壇可能ですか? YES or NO」でアンケートを実施し、YESの方に「トーク」で依頼を行うという方法です。

相談者:それならメンバー一人ひとりに依頼をしなくてもよさそうですね。グループに一斉にオファーをすると早くレスをした人で決まってしまって偏りが出るという課題もあったので、平等に依頼ができそうです。

そうだん窓口担当者:スムーズに選定・依頼ができると思います! まずはお試しでアンケートを作っていただいて、分からないことがあればカスタマーサポートやヘルプセンターもご参照ください。

 丁寧に対応してくれたのはもちろんだが、こちらに質問してぐいぐいと情報を聞き出してくれるのがよかった。相談する時は何がポイントなのかさえわかっていないことも多いが、ピンポイントで判断材料になる情報について質問してくれるので、最短距離で望む回答が得られる。

 自分で資料を眺めるだけではなかなか、自分たちのニーズにどの機能が刺さるのかが想像しにくいが、ダイレクトに教えてくれるのがありがたい。当然、このようなニーズを抱える団体であれば、LINE WORKSを導入すべきだろう。

2問目:LINE WORKS導入後の運用方法の質問

相談者:現在、会社全体としてLINEで連絡を取り合っているケースが多いのですが、社長からLINE WORKSへの移行指示があり、フリープランをインストールしました。しかし従業員は、LINEと同じような見た目・使い方のLINE WORKSをわざわざ利用する必要性を感じておらず、社内に浸透しなくて困っています。

そうだん窓口担当者:状況お察しいたしました。問題は、LINEとできることが同じなのになぜLINE WORKSを使うのか、という理由や意味を、従業員の皆様にお伝えできていない状況だと思うのですが、この点は伝わっているとお考えでしょうか?

相談者:そこまではできていないかもしれません。

そうだん窓口担当者:では今、LINEを業務上のやりとりで利用していることでどのような問題が起きているか、またはこれから起きそうだと思っていらっしゃるか、教えていただけますか?

相談者:個人のLINEで業務に関する話題をしていること……でしょうか?

そうだん窓口担当者:確かに業務の話題を個人ツールで行うことを不安視する会社が増えています。実は、それ以上に問題なのは、退職時にその人のLINEの中に業務の情報が残り続けるということです。会社の重要な資料などを、会社を辞めた人が持ったままになってしまうということです。そこを管理できるのがLINE WORKSなんです。

相談者:それは困りますね。弊社は一般の方向けの店舗を運営しているのですが、お店の運営やキャンペーンに関わるやりとりをLINEで行っていて、絶対にお客様に見られてはならない情報が多数あるんです。それが退職後も……となると確かにリスクになります。

そうだん窓口担当者:とはいえ、このことを従業員の皆様に伝えても、万が一にも危機管理意識が育っていないと「私には関係ない」と、スルーされてしまうかもしれません。中・長期的な従業員の教育を行うと共に、例えば社長様からトップダウンで「LINE禁止令」を出すなど、今すぐに手を打つ方法も同時進行で考えていくべきだと思いますが、いかがでしょうか?

相談者:確かに。社長からのトップダウン指示と、従業員教育を並行して進められるようにやってみます。そのうえで、LINE WORKSをどう使っていけばよいでしょうか?

そうだん窓口担当者:まずはメンバーの登録を行い、皆様にLINE WORKSにログインしていただくところからスタートしましょう。ログインさえしてしまえば、あとはLINEと同じようにチャットができるので社内利用が広がっていくパターンが多いです。メンバー登録の方法がわからない場合は、カスタマーサポートやヘルプセンターもご利用ください!

 相談に回答しつつ、LINE WORKSの機能を紹介するほか、社内利用を促進するための具体的なアドバイスもしてくれたのが印象的だった。新しいITツールを導入する際は、反対する意見が必ず出てくるもの。そんな時の対応もあらかじめ教えてくれるのは親切だ。単に導入して欲しい、だけでなく、ビジネスシーンで活用して欲しい、という姿勢が感じられた。

 もし、導入や初期の活用法で悩んでいるのなら、ぜひ「LINE WORKSそうだん窓口」に連絡して欲しい。具体的に何に困っているのか整理できていない、という状態でも電話してOKだ。

 新機能の使い方や活用方法を知りたい、という場合、本当は本連載を読んで欲しいというのが本音だが、急ぎであれば「LINE WORKSそうだん窓口」に相談する手もある。オペレーターは丁寧に相談に応えてくれるので、あまり構えず、気軽に連絡してみよう。

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