高齢ユーザーほど注意が必要! アップデートの重要性を伝えよう
ASCII.jpのYouTubeチャンネル特番からスピンアウトした「思わずヒヤッと/ホッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介する連載第27回。
今回は「最後にアップデートしたのっていつ? 祖母のスマホを見てヒヤリ」というお話です。
久しぶりに帰省して祖母と話していたのですが、「今使っているスマホのメーカーがなくなってしまうので壊れたらどれを買えばいいかわからない」と言うので、あらためて祖母のスマホを確認していたところ、システムアップデートのアイコンが。
聞けば「アップデート? なにそれ?」。
慌ててシステムアップデートを完了させ、間髪入れず片端からアプリのアップデートに勤しみました。いつからこの状態だったのだろう。危険過ぎる……。
今回のヒヤリ案件は、スマホの「アップデート」にまつわる問題です。スマホを普段使いしている我々世代にとっては、スマホにアップデートを推奨する表示があったら、とりあえずアップデートする、というのがルーティンになっていると思います。
なぜなら我々はアップデートに不具合や脆弱性の修正といった重要な意味合いがあることを理解しているからです。
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今回の投稿者さんの場合、久しぶりの帰省でおばあさまからスマホの相談を受けたときに、OSもアプリもアップデートされていないことに気づいてしまいました。
おばあさまの相談は、いわゆる「らくらくホン」を製造していた国内メーカーのFCNTが経営破綻した報道を耳にし不安に思ったことに端を発したわけですが、投稿者さんはそれどころではない、セキュリティ的に大きく問題のあるヒヤリポイントを発見してしまったわけです。
NTTドコモ モバイル社会研究所が調査した統計では、スマホを所有しているシニア層(60~70歳)のセキュリティ対策のなかで、最新のOSにシステムアップデートしている人が極端に少ないことが指摘されています。
なんと、システムアップデートを実施しているシニア層はわずか14%に留まっているというではないですか。つまり、大半のシニア層はアップデートなどお構いなしにスマホを使い続けているということになります。
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