オンラインでプラン変更を試みた
実際にプラン変更する場合、dアカウントでirumoのサイトにログインして操作することになる。ドコモ内でのプラン変更なのだから、これまで同様に「My docomo」で該当のメニューを探してしまいそうになるが、irumoについてはそうではない。そしてこの時点ではまだまだirumoユーザーではないのに「irumo利用中」の方というところからログインする必要がある。
また、ドコモユーザーであれば体験したことがあると思うが、最近のドコモのサービスはユーザー認証が厳しくなっており、スマートフォンでdアカウント設定アプリを使わないとログインが難しく、一部のケースではドコモの回線経由で接続しないと先に進めないことがある。
一番確実でトラブルなく進められるのはスマートフォンにドコモのSIMを挿入した状態で、そのスマートフォンから手続きすること。今回は、PCから操作したがドコモのSIMを挿入したスマートフォンでテザリングをオンにして、その回線経由でドコモのサイトにアクセスした。
基本的には料金プラン変更なので、新規契約と違って個人確認などは必要ないが、dアカウントのログイン時にスマートフォンアプリで認証したり、ドコモ回線経由での手続きを要求されたりと手間がかかった印象だ。もし、スムーズにdアカウントでログインできれば、あとは料金プラン変更だけなのであっさりと完了するはずだ。
ちなみにirumoには標準ではメール機能がないので、キャリアメールのアドレスを維持したい人は契約変更時に「ドコモメールオプション」(月330円)を必ず申し込む必要がある。
これらの手続きが終われば、スマートフォンに挿したSIMは交換しなくてもそのまま使える。irumoのAPN設定はドコモのspモードと同じ。ドコモの通常プランからなら設定を変更する事はない。eximo/irumo/ahamoとも設定は共通だ。
3Mbps上限の0.5GBプランのirumoの使い心地はまずまず
従来型ケータイの人なら月880円でキャリアメールも使える
設定もSIMも変えずにirumoの利用を開始した。特段変わったところはないと言いたいが、irumoの0.5GBプランは最大3Mbpsなので、ウェブサイトの表示が多少遅くなり、動画ではスタートが遅くなったり、画質が落ちたりしている。
なにぶん0.5GBということで、すぐに無くなってしまうかと思いきや、速度が遅いだけに目に見えて減っていくということもない。なお、速度測定すると、混雑時でも閑散時でも安定して3Mbpsという感じだ。
容量が少ないと気になるのは通信量の残りだが、ドコモの既存プランと同じくMy docomoアプリで見ることができる。残量をウィジェットで表示することも可能だ。
ちなみにドコモメールオプションを追加して、ドコモの4Gケータイでirumoを使ってみると、ケータイのメール機能でそのままキャリアメールを送受信できた。ドコモ契約のまま、メールオプション込みで月880円で維持できるという点はメリットとなりそうだ。
irumoはドコモ契約を残しておきたい人などに有効
うまく活用したい
irumoは月550円から利用できるドコモ契約のサービスで、すでにドコモ回線を持っていて、ほとんど使っていない回線を契約を残しつつ支払い額を抑えたいときなど、大幅に出費を減らせる役立つサービスと言える。
ただし、格安SIMユーザーには、0.5GB以外のプランは条件を満たさない限りかなり割高で勧めにくい。3GBでより手頃な料金なサービスはMVNOならいくつもある。
そして繰り返しになるが、プラン変更の際は、変更月のルールをよく把握した上で損のないようにしてほしい。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります