いよいよ事前登録がスタートしたNCSOFTのソウルアクションRPG『ブレイドアンドソウル2』。PC向けオンラインゲーム「ブレイドアンドソウル」の正統後継作品であり、東洋風の世界設定やアクション性の高いゲームシステム、PC版およびモバイル版でのクロスプレイを可能にしている点などが特徴だ。
国内でのサービス開始に先駆けてメディア向けの先行体験会が実施されたため、この記事では『ブレイドアンドソウル2』のプレイインプレッションをお届けしよう。なお、記事中のスクリーンショットは開発中のテスト版から取得したものであり、実際のサービス開始時の情報とは異なる可能性があることは留意いただきたい。
9999兆通り以上のキャラクリ
手軽な「自動クエスト」は快適そのもの
今回体験できたコンテンツは、ゲーム開始時のキャラクターメイキングおよび序盤チュートリアル、ソロプレイ用ダンジョン「試練ダンジョン」など。プレイ環境はPC版で、同社のクロスプレイプラットフォーム「PURPLE(パープル)」を利用している。
最初に体験したのは本作のキャラクタークリエイト。サービス開始時に選択できるのは、玄武の気を生まれ持ち多くの可能性を秘める「ジン族」、古代龍の子孫として知られる勇猛な「ゴン族」、麒麟の力を受け継ぎ大きな耳と尻尾を持つ「リン族」の3種族だ。3種族はゲーム上の能力値の差が存在せず、どの種族を選んでも性能が変わらないとのことなので、純粋に好きな見た目のキャラクターを作成できる。
キャラクリの大きな特徴のひとつが設定項目の詳細さだ。頭・目・鼻・口・体形といったタブごとにそれぞれ詳細な複数の項目があり、いずれの項目も細かく調整スライダーが用意されているため、各スライダーを調整していけば理想の顔・体系のキャラクターをとことんまで突き詰められる。
種族の性別ごとに5種類のプリセットが用意されているため、最初に気に入ったいずれかのプリセットを選び、そこから調整をかけていくと好みのキャラクターを作りやすい。なお、リン族の場合は基本のキャラクリ項目に加え、耳/尻尾のデザインも10種類以上から選択できる。あらゆる項目を組み合わせれば、パターンにして9999兆通り以上のバリエーションが生まれるとのことなので、自身のキャラクターの外見にこだわりたいユーザーには嬉しいシステムと言えるだろう。
キャラクターの完成後、まずはチュートリアルをプレイ。本作にはワンクリックで自動的にクエストと戦闘を進めてくれる「自動クエスト」というシステムがあるため、これさえ有効化してしまえばあとは見ているだけでクエストが進んでいく。さすがにすべての戦闘をこなせてしまうわけではないが、何かの片手間にクエストを進められる手軽な選択肢があるのは、今時のタイトルらしい特徴かもしれない。
いきなり自動クエストを使ってゲームを進行してもいいのだが、最初に覚えておきたいのが各種移動アクションである「軽功」の存在だ。いわゆるダッシュ移動である「疾走」、坂を滑り降りる「滑塁」といった軽功は最初から習得しており、画面右下にアクションボタンが表示されている。
さらに、ゲームが進んでいくことで「水上走飛」「滑空」といった全9種類の軽功を覚えていけるため、移動時は上手く使うことで、単純なジャンプやダッシュだけでは到達できない場所にも降り立てるようだ。本作のマップ上にはさまざまなランドマークや収集要素が配置されていることから、最初のうちにしっかり使えるようにしておくのが無難だろう。
また、チュートリアルが一定の時点まで進むと、使用する武器を選択することが可能となる。体験会で体験できた7種類の武器には、「剣」や「斧」、「弓」といった多くのゲームで採用されている武器はもちろん、遠距離からの攻撃でデバッファーとして立ち回れる「気功牌」、味方バフと回復に特化している「法鐘」など、オリエンタルな世界設定を背景にするユニークな武器も用意されているのが特徴だ。
武器にはそれぞれ「武功」と呼ばれるスキル群があり、これをセットして使い分けていくことで戦闘を有利に進められる。セットして使用する武功はリキャストタイムや消費するリソースである「内力」が設定されていることから、無制限に使えるわけではない。敵に応じてセットする武功を変更したり、リキャストを管理して上手く立ち回れるようにする必要があるようだ。
体験時間が限られていたため、筆者は近接武器の「小手」や遠距離武器の「法鐘」を主に使用してみたが、小手は高速移動を伴うスピーディーな戦闘が特徴的で、法鐘は合間にヒールやバフを挟んでの継続戦闘能力の高さが目立つなど、それぞれまったく違う戦闘スタイルを楽しめた。
なお、キャラクターのレベルは武器ごとではなくキャラクター単位で管理されるため、武器を持ち変えるだけで簡単にプレイスタイルをチェンジできる。プレイの際は自分に合ったスタイルを模索してみるといいだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります