先端のノズルは着脱式で、回転させてロックする方式。使用しない場合は取り外し、本体の収納場所へと取り付けられます。取り外した後どこにやったか忘れてしまう……なんてことが防げるのはいいですね。
バッテリーは10.8Vで、4.0AhのBSL1240Mが使用可能。残量をLEDで4段階表示可能となるため、あとどのくらい使えそうか、手早くチェックできるのが特徴です。
RA 12DAとの装着は、底面にスライドさせるだけ。奥まで挿し込むと、カチッといってロックされます。取り外すときは、グレーのボタンを押して引き抜くだけと簡単です。
レジャー用品などの空気の入れ/抜きに
この強力な送風能力は、エアダスター以外にも使えるのではないか……と考えるのは当然でしょう。ちゃんとそのことも考えられており、標準でアタッチメントが用意されています。
付属しているのは空気入れ/抜き用のノズル。これからの季節、浮き輪やビーチボール、ビニールプールといったレジャー用品の空気入れで苦労することがあると思いますが、RA 12DAがあれば心配無用。酸欠で眩暈を起こしながら息を吹き込む必要も、手動の空気入れで汗だくになる必要もありません。
空気入れ用のノズルは2種類。エアーベッドなどの大型モノに使える径の大きいノズルA、浮き輪などの小型モノに使える径の小さなノズルBです。
連続運転と組み合わせれば、素早く、簡単に空気を入れられるでしょう。
吸引アタッチメントは、空気を抜く場合に使うものです。本体吸気口に取り付け、さらにノズルを取り付けることで、中から空気を吸いだすことが可能です。
帰り支度で、なかなか空気の抜けない浮き輪にてこずった経験があるなら、この空気抜きの便利さがきっとわかるでしょう。
なお、空気抜きとして使う場合は本体を握る向きが逆方向になるので、少々持ちにくいです。また、スイッチは親指で押すことになるので、普段と操作感がだいぶ違います。
風の強さと軽さのバランスが◎
PC掃除などでよく使われる缶のエアダスターは手軽ですが、連続使用で缶が冷えると風量が落ちてしまい、長時間や広範囲のゴミ飛ばしには向いていないのがデメリット。
また、低価格な電動エアダスターも使ったことがありますが、そこそこ強力な風が出るものは騒音が大きく、小型のものでは風量が足りない、といった悩みもありました。
その点RA 12DAは、ブラシレスモーター採用で強力なのに騒音はそこまで大きくないというのが強み。また、10.8Vモデルということもあって重量も軽く、バッテリー込みで実測753gしかありませんでした。これなら、片手で扱うのにも適しています。
本体、バッテリー、充電器と揃えると3万円近くになってしまうため、これだけのために買いそろえるのはさすがにハードルが高めです。しかし、すでに電動ドライバーなどを使っているのであれば、バッテリーと充電器が使い回せるため、本体の購入だけでOK。18Vバッテリー対応の「RA 18DA」もありますので、より多くの電動工具と共用したいというなら、こちらを選ぶのもアリです。
●お気に入りポイント●
・圧倒的風量なのに騒音は抑えめ
・スイッチで風量調整ができる
・軽くて握りやすく、片手で使いやすい
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